解熱鎮痛剤として処方される頻度の高いロキソニンとカロナール。ではこの二つはどう違うの?どちらも市販薬として販売されているので、名前は知っているけど違いが分からない人も多いでしょう。今回はロキソニンとカロナールの違い、市販薬でおすすめな商品など紹介します。
Contents
ロキソニンとは
ロキソニンとは、一般名をロキソプロフェンナトリウム水和物と言い、鎮痛・抗炎症・解熱作用を有する非ステロイド性抗炎症薬(NSAID:エヌセイド)の一種です。痛み・炎症・発熱などを引き起こすプロスタグランジンの産生を抑え、その効果を発揮します。ロキソニンは、鎮痛作用・抗炎症作用・解熱作用をバランス良く有する薬剤です。
そして、他のNSAIDに比べて痛みに対する作用が強いとされていて、体内に吸収されてから活性型に変化するプロドラッグ製剤です。そのため、消化管に対する副作用が比較的生じにくいといわれています。市販薬としても広く使われています。
ロキソニンの効果・効能
ロキソニンの効果は、整形外科領域疾患に伴う痛み、手術・外傷・抜歯後の疼痛、急性上気道炎の発熱・疼痛(喉の痛み)などです。
頭痛や生理痛も効果があります。片頭痛や緊張型頭痛への処方もされています。病院でも生理痛や月経困難症などによく処方されています。
手術後の痛みや帯状疱疹による痛み、炎症性粉瘤・蜂窩織炎・化膿性爪囲炎などの細菌感染症による疼痛に対してロキソニンを使用することがあります。
妊婦・授乳中の方・子供の使用について
妊婦・授乳中の方・子供はロキソニンを使用しないでください。
妊娠中のロキソニンの使用について
妊娠中の動物を対象としたロキソニンの試験では、分娩の遅延や胎児への影響が報告されています。そのため、妊娠後期(28週0日以降)の方はロキソニンを使用できません。
妊娠後期以前の方については、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ使用可能です。ただし注意したいことは、類似薬で胎児への影響が報告されているため、使用量は最小限度で投与の可否を医師が慎重に判断してからとなります。自分の判断では飲まないようにしましょう。
授乳中の方のロキソニンの使用について
ロキソニンは、動物を対象とした試験で乳汁中への移行が報告されています。授乳中の方に投与する場合は、治療上の有益性や母乳栄養の有益性を考慮しながら医師の判断を仰ぎましょう。
子供のロキソニン使用について
ロキソニンは、小児などに対する臨床試験は実施しておらず、適応もありません。15歳未満の子供には半分に割るなどして用量を減らしても使用できません。間違ってロキソニンを服用させないように気を付けましょう。
カロナールとは
カロナールとは一般名をアセトアミノフェンと言います。解熱(げねつ)作用と鎮痛(ちんつう)作用をあわせもつ飲み薬です。世界保健機構(WHO)の必須医薬品モデルリストにも掲載されており、世界中の様々な国で使用されています。実は「カロナール」は日本の名称で、熱や痛みが軽くなることからカロナールと名付けられたそうですよ。日本では市販薬としても広く使われています。
カロナールの効果・効能
カロナールは中枢神経に働きかけて様々な痛みを緩和する治療薬です。また体温調節中枢に直接作用し、熱を下げる効果もあります。
カロナールの効果・効能は、頭痛、歯痛、筋肉痛、打撲痛、腰痛、月経痛、分娩後の痛み、関節痛、神経痛、様々ながんによる痛みなどがあります。また急性上気道炎や小児科領域の疾患による発熱や疼痛に対しても効果を発揮します。
カロナールは他の解熱鎮痛薬と比較すると、効果が穏やかで副作用が比較的少ないとされていて、小さなお子さまや高齢者・合併症のある方に対しても使用されています。市販薬でも、カロナールの成分であるアセトアミノフェンを含む風邪薬など数多く販売されていますよ。副作用も比較的少ないので安心して使うことができますね。
妊婦・子供のカロナール使用について
妊娠中の方のカロナール使用について
妊婦の方にも使用可能ですが、妊娠後期だと胎児に影響する可能性があります。カロナールを使用する際は、医師や薬剤師に相談してからにしましょう。
子供(特に6歳未満)のカロナール使用は医師に相談しましょう
先ほども紹介したように、カロナールは効果が穏やかで副作用が比較的少ないとされているので、お子様へも使用されています。ただし、子供(特に6歳未満)へ使う場合はかかりつけの医師に相談するようにしましょう。カロナールは低出生体重児、新生児、生後3ヶ月未満の乳児に対する安全性は確立されていませんので、こちらも気を付けましょう。
ロキソニンとカロナールの違い
作用について
タイプ | どこに効くか | |
---|---|---|
ロキソニン | 非ステロイド性抗炎症薬 | 痛み、炎症、発熱などを引き起こす物質(プロスタグランジン)を抑える |
カロナール | 非ピリン系解熱鎮痛薬 | 脳の中枢神経や体温調節中枢に作用 |
ロキソニンは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のタイプに分類されます。体内の「痛み、炎症、発熱」などを引き起こす物質(プロスタグランジン)が作られるのを抑えます。そのおかげで炎症に伴う腫れや痛みをやわらげ、熱を下げる効果があります。
カロナールはNSAIDsには分類されていません。一般的な解熱鎮痛薬とはメカニズムに違いがあります。カロナールは非ピリン系解熱鎮痛薬になり、脳の中枢神経や体温調節中枢に作用することで、解熱鎮痛効果を発揮します。
薬の剤型(タイプ)について
内服薬 | 外用薬 | |
---|---|---|
ロキソニン | 錠剤・細粒 | テープ剤・パップ剤・ゲル・ローション |
カロナール | 錠剤・細粒・シロップ・ドライシロップ | 坐薬 |
ロキソニンには、内用薬として錠剤が一般的ですが、細粒・液剤があります。市販薬でよく見かけるのが、錠剤や液剤です。細粒は医師の診察を受けないと購入できません。
ロキソニンの外用薬としてはテープ剤、パップ剤、ゲル、ローションがあります。こういった外用薬は全て市販薬として販売されているので、ドラックストアなどで購入できます。
カロナールには、内用薬として錠剤・細粒・シロップ・ドライシロップがあります。細粒とドライシロップはよく似ていますが、ドライシロップは甘みのコーティングがしてあるので、そのままで飲んでも水に溶かして飲んでも大丈夫な薬です。市販薬では、錠剤・シロップがありますので、ドラックストアなどで購入できます。
外用薬としては坐剤があります。こちらも市販薬としても販売されています。アセトアミノフェン自体は苦いです。ですので、成人であれば錠剤を選び、子供であれば坐剤・シロップを選ぶことが一般的です。
効果・副作用について
副作用 | 主な症状 | |
---|---|---|
ロキソニン | 副作用に要注意 | 胃腸障害 |
カロナール | 比較的少ないといわれている | 発疹・嘔吐・食欲不振 |
ロキソニンは解熱鎮痛薬として効果が期待できる薬ですが、特に胃腸障害の副作用のリスクがあります。ですので、胃腸が弱い方や消化潰瘍の方は、服用には注意しましょう。ロキソニンが服用されるときは、胃薬が合わせて服用されることが多くあります。
他の副作用としては、吐き気・嘔吐・発疹などがあります。市販薬では、ロキソプロフェンを含む薬が第1類医薬品(ロキソニンSなど)として販売されています。
ロキソニンと比較すると、カロナールは効果が穏やかだと言われており、妊娠中に服用されるケースもありますが、自己判断で飲まないようにしましょう。必ず、かかりつけの医師の指示を仰ぎましょう。
また、小さな子どもにはカロナールの成分であるアセトアミノフェンを含む薬の処方は病院でもされています。粉薬や座薬などが一般的です。
市販薬でも、小児用の風邪薬などでアセトアミノフェンを含む薬は多く販売されています。これらには副作用がないわけではなく、主な副作用として発疹、嘔吐、食欲不振などがあります。市販薬などを使う際は副作用が強く出ていないか注意深く観察しましょう。
ロキソニン・カロナールの市販薬
ロキソニンは錠剤・液剤・テープ剤・パップ剤・ゲル・ローションが市販薬として販売されています。 ロキソニンの錠剤と液剤は第一類医薬品で薬剤師から市販薬として購入できます。ロキソニンの他の市販薬は第2類医薬品で薬剤師または登録販売者がいるお店で購入できますよ。
カロナールは第2類医薬品として錠剤・シロップ・坐薬が市販薬として販売されています。
ロキソニン(ロキソプロフェン)の市販薬おすすめ5選
ロキソニン(ロキソプロフェン)は医療用としても市販薬としても幅広く使われている薬です。副作用をしっかり把握してから服用しましょう。
ロキソニンSプレミアム 12錠(第一三共ヘルスケア)
- 素早い効果が欲しい
- 胃への負担が優しい市販薬がよい
- 飲みやすい小粒タイプが良い
- つらい頭痛に効果が欲しい
- 副作用の少ないものが良い
速さ・効きめ・やさしさの3つをかなえた市販薬
ロキソニンSプレミアムは、つらい痛みにすばやく効く鎮痛成分「ロキソプロフェンナトリウム水和物」に、鎮痛効果を助ける2成分「アリルイソプロピルアセチル尿素」と「無水カフェイン」を追加配合しています。
さらに、胃粘膜保護作用のある「メタケイ酸アルミン酸マグネシウム」を配合することで、速さはもちろん、効きめ、やさしさまで、トータルに考えた独自処方です。
市販薬の分類 | 第1類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ロキソプロフェンナトリウム水和物(無水物として60mg)(68.1mg)、アリルイソプロピルアセチル尿素(60mg)、無水カフェイン(50mg)、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(100mg) |
効果・効能 | 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛・悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 1日2回まで、1回2錠 |
薬のタイプ | フィルムコーティング錠 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
服用可能な年齢 | 15歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | 127円 |
錠剤・タブレットの大きさ | 直径約8mm |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | なし |
清涼感の有無 | なし |
鎮静催眠成分の有無 | あり |
ロキソプロフェンT液(大正製薬)
- 素早い効果が欲しい
- 場所や時間を選ばずに服用したい
- 液体タイプの解熱鎮痛薬を探している
- 眠くなる成分がいらない方
水なしで飲めるから水が無くても飲める
「ロキソプロフェンT液」は、1回1本服用する液体タイプの解熱鎮痛薬です。液体タイプのため、水やぬるま湯と一緒に服用する必要がなく、場所や時間を選ばずに服用できます。また、1回分を切り離せるので持ち運びにも便利です。眠くなる成分を含んでいないため、外出先や会議中でも服用できます。
市販薬の分類 | 第1類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg) |
効果・効能 | 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛・悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 1回1本、1日2回まで |
薬のタイプ | 液体 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
服用可能な年齢 | 15歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | 166円 |
錠剤・タブレットの大きさ | 1本(10mL) |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | 記載なし |
清涼感の有無 | あり |
鎮静催眠成分の有無 | なし |
ロキソニンS 12錠(第一三共ヘルスケア)
- すぐれた鎮痛効果・解熱効果が欲しい
- 胃への負担が少ない市販薬が良い
- 眠くなる成分がいらない
- 一回一錠で飲みやすい小粒なものが良い
頭痛や生理痛など、突然くるつらい痛みによく効く
ロキソニンSは、「ロキソプロフェンナトリウム水和物」が、痛みや熱の原因物質をすばやく抑え、すぐれた鎮痛効果・解熱効果を発揮します。成分が体内で吸収されてから活性型に変化し、効果を発揮する、胃への負担が少ないプロドラッグ製剤です。眠くなる成分(鎮静催眠成分)を含みません。1回1錠でよく効き、のみやすいピンクの小型錠です。
市販薬の分類 | 第1類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg) |
効果・効能 | 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛・ 悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 1日2回まで、1回1錠 |
薬のタイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
服用可能な年齢 | 15歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | 59円 |
錠剤・タブレットの大きさ | 直径約9mm |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | 記載なし |
清涼感の有無 | なし |
鎮静催眠成分の有無 | なし |
ロキソニンSプラス 12錠(第一三共ヘルスケア)
- 生理痛に効果がある市販薬が欲しい
- 胃への負担が少ない市販薬が欲しい
- 痛みに効果のある即戦力が欲しい
胃に優しく早く効く
ロキソニンSプラスは、生理痛・頭痛に素早く効く鎮痛成分(ロキソプロフェンナトリウム水和物)を配合しています。
また、プロドラッグに加え、胃を守る成分(酸化マグネシウム)をプラス配合しているため、胃の粘膜を守ってくれます。眠くなる成分(鎮静催眠成分)を含みません。1回1錠でのみやすい小型錠です。
市販薬の分類 | 第1類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg)、酸化マグネシウム(33.3mg) |
効果・効能 | 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛・悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 1日2回まで、1回1錠 |
薬のタイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
服用可能な年齢 | 15歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | 64円 |
錠剤・タブレットの大きさ | 直径約8mm |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | 記載なし |
清涼感の有無 | なし |
鎮静催眠成分の有無 | なし |
ナロンLoxy 12錠(大正製薬)
- 効き目の早さを求めている
- つらい頭痛に効果が欲しい
- 副作用の少ないものが良い
オリジナル技術「ハイドロフラッシュ製法」
ナロンLoxyは、大正製薬オリジナル技術による「ハイドロフラッシュ製法」で速溶化し、有効成分のロキソプロフェンナトリウムが素早く溶解します。素早く痛みの元まで浸透し、痛みの原因物質であるプロスタグランジンの産生を抑制します。
市販薬の分類 | 第1類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ロキソプロフェンナトリウム水和物(無水物として60mg)68.1mg |
効果・効能 | 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・ 肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛・悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 1日2回まで、1回1錠 |
薬のタイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
服用可能な年齢 | 15歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | 57円 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | バニラ風味 |
清涼感の有無 | なし |
鎮静催眠成分の有無 | なし |
カロナール(アセトアミノフェン)の市販薬おすすめ5選
カロナール(アセトアミノフェン)は多くの医療機関や診療科で処方されている鎮静剤です。ドラックストアなどで販売されている市販薬では風邪薬、痛み止めなどとして多くの製品に配合されており、小児用の市販薬でも使われていますよ。次はカロナールのおすすめ市販薬を紹介します。
タイレノールA 10錠(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
- 空腹時に飲める市販薬を探している
- 胃に優しい市販薬が良い
- つらい痛み・熱に効果が欲しい
- 副作用の少ないものが良い
空腹時に飲める
タイレノールAは、主に脳(中枢神経)に作用し、痛みや熱をおさえます。また、タイレノールAは「空腹時」にものめるやさしさで、空腹時にも飲める鎮静剤を探している人におすすめです。
胃にはもともと、胃酸から胃壁を守るプロスタグランジン(PG)という物質があります。タイレノールAは、このプロスタグランジン(PG)にほとんど影響を与えないため、胃に優しく効くのです。※かぜによる悪寒・発熱時には、なるべく空腹時をさけて服用してください。
ほとんどの薬は、胃ではなく主に小腸で吸収されます。「食後に服用された薬」は、消化作業のために胃内滞留時間が長くなり、「空腹時に服用された薬」に比べ、吸収部位である小腸に達するのが遅れる傾向にあります。それに比べ、「空腹時に服用された薬」は、吸収部位である小腸に比較的早く達し、素早く効くのです。
市販薬の分類 | 第2類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | アセトアミノフェン(300mg) |
効果・効能 | 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛 ・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 |
用法・用量 | 1日3回まで、1回1錠 |
薬のタイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
服用可能な年齢 | 15歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | 81円 |
錠剤・タブレットの大きさ | 短径5.7mmx直径17.2mmx厚さ4.7mm |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | 記載なし |
清涼感の有無 | なし |
鎮静催眠成分の有無 | なし |
PHARMA CHOICE アセトアミノフェンAF錠(大昭製薬)
出典:Amazonはこちら
出典:Amazon
- 7歳から使える市販薬を探している
- 常備薬としておいておきたい
- つらい痛み・熱に効果が欲しい
- 副作用の少ないものが良い
7歳から使える
アセトアミノフェンAF錠は、熱や痛みを速やかにおさえる解熱鎮痛成分アセトアミノフェンの錠剤です。1錠中150mgのアセトアミノフェンを含有しています。7才のお子様から成人まで幅広く使うことができます。眠くなる成分は含まれていません。
市販薬の分類 | 第2類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | アセトアミノフェン(150mg) |
効果・効能 | 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・ 肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛・悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 成人(15歳以上):1回2錠:1日3回まで 7歳以上15歳未満:1回1錠:1日3回まで 7歳未満:服用しないこと |
薬のタイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
服用可能な年齢 | 7歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | 34円 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | 記載なし |
清涼感の有無 | なし |
鎮静催眠成分の有無 | なし |
アセトアミノフェン錠クニヒロ 20錠(皇漢堂製薬)
- 胃に優しい市販薬を探している
- つらい頭痛・生理痛に効果が欲しい
- 眠くならないものが良い
- 副作用の少ないものが良い
服用しやすいフィルムコーティング錠
アセトアミノフェン錠「クニヒロ」は、主に脳(中枢神経)に作用し、痛みや発熱をおさえます。胃にはもともと、胃酸から胃壁を守るプロスタグランジン(PG)という物質がありますが、PGにはほとんど影響を与えないので、胃にもやさしいお薬です。服用しやすいフィルムコーティング錠です。1錠にアセトアミノフェンが300mg含まれているので、1錠で効き目が得られます。眠くなる成分を配合していないので、会議前に飲んでも安心です。
市販薬の分類 | 第2類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | アセトアミノフェン(300mg) |
効果・効能 | 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛・悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 1日3回まで、1回1錠 |
薬のタイプ | フィルムコーティング錠 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
服用可能な年齢 | 15歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | 70円 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | 記載なし |
清涼感の有無 | なし |
鎮静催眠成分の有無 | なし |
ノーシンアセトアミノフェン錠(アラクス)
- 非ピリン系・非アスピリン系を探している
- 眠くなりにくいものが良い
- 7歳から飲める市販薬を探している
- つらい熱・痛みに効果が欲しい
- 副作用の少ないものが良い
素早く溶けて、発熱・頭痛によく効く
ノーシンアセトアミノフェン錠は、アセトアミノフェン単独の錠剤です。1錠あたり150mg、2錠で300mgのアセトアミノフェンが摂取できるので、7歳から大人まで使用できます。4時間以上の間隔を開けて、1日3回まで服用が可能です。
眠くなる成分を含まない・ノンカフェイン(眠りを妨げない)ので安心して服用することができます。胃にやさしく、素早く溶けて、発熱・頭痛によく効きます。小粒でのみやすくお子さんでも苦手意識少なく服用できます。
市販薬の分類 | 第2類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | アセトアミノフェン(150mg) |
効果・効能 | 悪寒・発熱時の解熱・頭痛・関節痛・咽喉痛・耳痛・筋肉痛・肩こり痛・腰痛・神経痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 |
用法・用量 | 成人(15歳以上):1回2錠:1日3回まで 7歳以上15歳未満:1回1錠:1日3回まで 7歳未満:服用しないこと |
薬のタイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | オープン価格 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | 記載なし |
スーッとする成分の有無 | なし |
眠くなる成分の有無 | なし |
リングルN(佐藤製薬)
- 5歳から使える市販薬を探している
- つらい発熱・頭痛によく効果が欲しい
- 副作用の少ないものが良い
つらい発熱・頭痛によく効く
リングルNは、アセトアミノフェンをOTC最大量の900㎎(1日成人量)服用できます。鎮痛補助成分の無水カフェインがアセトアミノフェンの鎮痛作用を補助し、痛みをやわらげます。5歳のお子様から服用できる、幅広い方が服用しやすい解熱鎮痛薬です。眠くなる成分が入っていないので、仕事中や運転をされる方にもおすすめです。
市販薬の分類 | 第2類医薬品 |
---|---|
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | アセトアミノフェン(300mg)、無水カフェイン(50mg) |
効果・効能 | 悪寒・発熱時の解熱・頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・ 肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 |
用法・用量 | 大人(15歳以上):1回3錠:1日3回まで 11~14歳:1回2錠:1日3回まで 5~10歳:1回1錠:1日3回まで |
薬のタイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
1回の使用あたりのコスト(目安) | 140円 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
使用してからの効果時間 | 記載なし |
薬の風味 | 記載なし |
スーッとする成分の有無 | なし |
眠くなる成分の有無 | なし |
ロキソニン・カロナールのよくある質問
ロキソニンとカロナールはどっちが強い?
ロキソニンは、鎮痛効果ではカロナールに勝りますが副作用として胃腸障害の危険があります。
ロキソニンとカロナールの違いは?
カロナールとの違い ロキソニンもカロナールも解熱鎮痛作用を持つ薬剤ですが、ロキソニンはプロスタグランジンの産生を抑えて解熱・鎮痛・消炎作用を発揮します。 一方、カロナールは脳の中枢神経や体温調節中枢に働きかけて解熱鎮痛作用を示します。
インフルエンザにロキソニンがダメな理由は?
解熱剤で使われることの多いロキソプロフェン(商品名:ロキソニン)などはインフルエンザ脳症などを引き起こす可能性が高くなるといわれていますので、一般的にインフルエンザの解熱剤ではアセトアミノフェンと呼ばれる薬を使います。 間違った使用を避けるにも市販薬は避け、インフルエンザでも使用できる解熱剤をもらうことをお勧めします。
カロナールは頭痛にも効きますか?
カロナールは中枢神経に働きかけて様々な痛みを緩和する治療薬です。 また体温調節中枢に直接作用し、熱を下げる効果もあります。 代表的な治療対象には頭痛、歯痛、筋肉痛、打撲痛、腰痛、月経痛、分娩後の痛み、関節痛、神経痛、様々ながんによる痛みなどが挙げられます。
カロナールは妊婦が服用しても大丈夫?
妊娠中に使用する鎮痛剤は、カロナールや市販薬ではカロナールと同成分のノーシン錠など が使用できます。 また、腹痛や胃痛などには、 ブスコパンも使用できます。 治療に必要な薬はしっかりと服用することも大切です。ただし、主治医に必ず確認を取るようにしましょう。
アセトアミノフェンとカロナールの違いは何ですか?
カロナールとアセトアミノフェンの違いは? 薬は成分名で伝えられることも多いですが、カロナールもアセトアミノフェンも同じ成分の薬のことを指しているため、大きな違いはありません。
ロキソニンとカロナールは併用できる?
ロキソニンとカロナール、またはロキソプロフェン製剤とアセトアミノフェン製剤についても同様に、原則併用はできません。
ロキソニンとカロナールを知ってうまく使おう
いかがでしたか?ロキソニンとカロナールは市販薬でも広く知られていて、私たちの生活に近いものです。ですが、ロキソニン・カロナール両方の事をちゃんと知ったうえで使用しないと、思わぬ副作用に悩まされてしまうかもしれません。この記事を参考にロキソニン・カロナールの事を正しく知り、うまく活用していきましょう。