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ストレス性胃腸炎や胃痛・胃もたれにおすすめの「市販薬」9選を紹介

ストレス 胃痛 市販薬

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胃腸炎の緩和って市販薬で出来るの?
市販薬で辛い胃腸炎を軽減したいけど、どの薬が良いかわからない。

ストレスが溜まったり、緊張すると急にお腹が痛くなることってありませんか?それ、ストレス性胃腸炎かもしれません。今回は、ストレス性胃腸炎や胃痛・胃もたれにおすすめの「市販薬」9選を紹介します。なぜ胃腸炎が起こるのか、胃腸炎の薬の選び方なども合わせて紹介しますので、参考にしてください。

Contents

胃腸炎とは?

胃腸炎とは、胃や腸が何かの原因で炎症を起こしている状態の事です。詳しくは、胃だけに炎症がある場合は胃炎と呼び、腸のみの場合は腸炎と呼ばれます。胃腸炎の原因としては、細菌やウイルス感染、ストレスなどと言われています。症状としては、胃痛や腹痛、吐き気や嘔吐、胃もたれや胃の不快感、食欲不振や下痢、便秘などがあげられます。

ストレス社会と言われる現代では、胃腸炎は身近な病となっています。

胃腸炎の種類

胃腸炎は大きく分けて3つに分けられます。

  • 急性胃腸炎
  • 慢性胃腸炎
  • 神経性胃腸炎(ストレス性胃腸炎)

急性胃腸炎

急性胃腸炎は、突然嘔吐や下痢などの症状が現れる一過性の病気です。胃腸炎の多くはこの急性胃腸炎ともいわれています。原因としては、感染性の細菌性胃腸炎とウイルス性胃腸炎が多く、非感染性の胃腸炎というのも中にはあります。

慢性胃腸炎

慢性胃腸炎とは、胃腸の粘膜の炎症が長い期間で現れたり、何度も再発する事で胃腸の粘膜の状態が悪くなってしまう状態の事です。進行すると胃がんになったり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になる可能性があるので、放置は危険です。

神経性胃腸炎(ストレス性胃腸炎)

ストレス性腸炎は、胃痛や胃もたれなどの自覚症状があっても、病院で検査をすると炎症などの異常が見られない場合にストレス胃腸炎と診断されます。胃はストレスなどの影響を受けやすい臓器です。ストレスによって自律神経が乱れることで、胃酸の分泌が過剰になってしまったり、運動機能が低下することで、胃痛や胃もたれなどを感じます。原因となるストレスをなくせば、一時的なもので治まる場合が多いですが、ストレスをなくせないと症状が継続してしまう場合もあります。

ストレス性胃腸炎の症状を和らげる方法

  • 食事をしばらく摂らない・消化の良いものを食べる
  • 冷たいものを摂取しない
  • 刺激物は摂取しない
  • 体をしっかり休ませる
  • 市販薬で治らなっかたら病院を受診する

ストレス性胃腸炎の症状は薬を飲むことである程度改善が期待できますが、薬だけに頼るのではなく日常生活からも改善することが必要です。次では、日常生活で出来るストレス性胃腸炎の改善策を紹介します。

食事をしばらく摂らない・消化の良いものを食べる

ストレス性胃腸炎で胃や腸に炎症がある時は、食事をしばらく摂らないか、消化の良いものを食べるようにしてみてください。
胃や腸に炎症が起こっているときに普段通りの食事は負担となってしまいます。普段から脂っこいもの中心だったり、繊維質のものばかり取っていると、余計に胃腸に負担がかかり薬を飲んでもあまり効き目がないと感じてしまう可能性があります。
例えば、一食だけ食事を摂らないようにして胃と腸を休めたり、おかゆや雑炊などの消化の良いものを取るようにすると胃腸の回復を早めてくれる効果が期待できます。

冷たいものを摂取しない

水分を取る時は胃や腸に負担をかけないよう冷たいものは取らないようにしましょう。摂取するなら常温か暖かい飲み物がおすすめです。また、アイスや氷も胃の負担となりますので、避けましょう。

刺激物は摂取しない

ストレス性胃腸炎の時は、刺激物は避けましょう。刺激物とは、辛いものや酸味の強いもの、脂っこいもの、香辛料の強いものなどです。こういった刺激物は胃や腸に負担が大きく、消化の邪魔をしてしまいます。

体をしっかり休ませる

ストレス性胃腸炎になったら体をしっかりやすませましょう。ストレス性胃腸炎はストレスや睡眠不足で自律神経のバランスが乱れが原因となって起こります。なので、安静にして体を休めたり、しっかり睡眠を取ることで、自律神経のバランスが整い、胃痛や胃もたれなどの症状の改善が期待できます。

市販薬で治らなっかたら病院を受診する

市販の胃薬を服用してもなかなか効果が見られない場合は、病院を受診しましょう。病院で処方される薬は、市販薬よりも医師の処方箋が必要な薬なので、効果がより期待できます。また、ストレス性胃腸炎だと思っていたら違う病気だったという可能性があります。なので、無理に我慢せず、病院に行くことも大切です。

症状別!胃腸炎の市販薬の選び方

胃腸炎と一言で言ってもその症状は、胃痛・腹痛・吐き気・嘔吐・胃もたれ・胃の不快感・食欲不振・下痢・便秘など多岐にわたります。胃腸炎の市販薬の選び方について症状別で紹介します。

胃が痛いときの市販薬の選び方

胃の痛いときや、胸やけがする時は、胃酸の分泌を抑える成分を含んだ市販薬を選びましょう。
食後に胃の痛みを感じる、苦いものがせり上がってくる、下を向いたときに胃から込み上げてくるという場合は胃酸が過剰に分泌されている場合があります。胃酸が分泌されすぎてしまうと、胃の痛みや胸やけなどの原因となります。

胃がもたれているときの市販薬の選び方

胃がもたれていると感じる、胃の消化疲れ、消化不良などを感じる場合は、食べ物の消化を助ける消化酵素の入った市販薬を選びましょう。こういった薬は消化酵素剤とよばれ、胃の粘膜を修復してくれます。
また、特に食べ過ぎ、飲み過ぎたという心当たりがないのに、胃もたれを起こす場合は、胃の粘膜を守ってくれたり、胃の運動を調節する成分が入っている市販薬を選びましょう。
腸にガスがたまってパンパンで痛い、便通が悪いと感じるときは、整腸剤を選ぶと良いでしょう。

胃が疲れているなと感じるときの市販薬の選び方

胃が疲れている、最近胃の元気がないなと感じるときは、食べ物の消化を助け、胃腸への負担を軽くする消化酵素剤を選んだり、香りのある成分で胃の働きを促す芳香性健胃薬などがおすすめです。
また、漢方も胃が疲れているときには効き目がある種類があります。市販薬だけでなく漢方も胃の働きや消化を助けてくれますよ。

胃が痛いなら、胃酸の分泌が過剰になっている。胃がもたれているのなら、消化不良になっている。
など、症状によって自分の胃の状態が分かることが多いです。自分の胃の状態を冷静に分析し市販薬を選びましょう。

ストレス性胃腸炎に効く市販薬によく含まれている成分

ストレス性胃腸炎に聞く市販薬は数多くありますが、どのような成分が多く含まれているのでしょうか?

胃酸の分泌を抑える成分

まずは胃酸の分泌を抑える成分です。ストレスがきっかけで自律神経の乱れ、それによって過剰に分泌されるようになった胃酸を抑える成分がストレス性胃腸炎にはよく効きます。胃酸を抑える成分として、プロトンポンプインヒビター(PPI)・H2ブロッカー・M1ブロッカーなどが主流です。
この中で、プロトンポンプインヒビター(PPI)は医療用のみですので、市販薬として購入できるものはH2ブロッカー(ファモチジン、ニザチジン)・M1ブロッカー(ピレンゼピン)になります。
H2ブロッカー(ファモチジン、ニザチジン)は第1類医薬品に分類されますので、薬剤師による説明を聞いてからの購入が必要となります。

胃の粘膜を保護する成分

次に胃の粘膜を保護する成分です。テプレノンやスクラルファート、アズレンスルホン酸などが市販薬で多くあります。先ほど紹介したように、PPIやH2ブロッカーなど胃酸の分泌を抑制する成分は「攻撃因子抑制薬」と呼ばれています。今紹介した、胃粘膜を保護したり修復を助ける成分は「防御因子増強薬」と呼ばれています。病院などでは、この「攻撃因子抑制薬」と「防御因子増強薬」は同時にが処方されることがあります。

漢方

市販薬の中にはストレス性胃腸炎に効果のある漢方を配合した「漢方胃腸薬」というものがあります。
漢方で神経性胃炎に効果があるといわれているものは「安中散」が代表的です。市販の漢方胃腸薬の多くは、「安中散」に「茯苓」を加えたもの、「芍薬甘草湯」を加えたものなどがあります。

胃腸炎に効く成分をメモしておいて、ドラッグストアで市販薬を選ぶ際の参考にしてください。

ストレス性胃腸炎の市販薬の選び方やポイント

ストレス性胃腸炎の市販薬を選ぶときはどのようなことを重視すれば良いのでしょうか?

胃酸の分泌を抑える成分で選ぶ

先ほどから紹介してるように、胃酸が過剰に分泌されると、胃痛、胃もたれ、胸やけ、げっぷが出るなど多くの不快な症状が出てきます。胃酸過多の症状がある時は、H2ブロッカーが一番手軽に手に入るのでおすすめです。H2ブロッカーには、「ファモチジン」と「ニザチジン」などがあり、ドラッグストアで購入することができます。市販薬のタイプも錠剤・散剤・水なしでも飲めるタイプ・内服液など、さまざまに揃っているので、自分の飲みやすいものを選びましょう。

胃の粘膜を保護する成分で選ぶ

胃粘液が減ると、胃粘膜を胃酸から守ることができなくなり、炎症や潰瘍を起こしやすくなります。傷んだ胃粘膜を保護し修復する成分である「テプレノン」「スクラルファート」などは、胃酸を中和する制酸薬が入っていたり、消化を助ける消化酵素、胃の運動を活発にさせる成分などが含まれています。こちらも薬のタイプが錠剤・散剤・水なしでも飲めるタイプ・内服液など、さまざまに揃っているので、自分の飲みやすいタイプの市販薬を選びましょう。

漢方を選ぶ

漢方薬でストレス性胃腸炎に効果のある「安中散」はストレス緩和、胃を温めて機能を改善する効果があります。
この「安中散」に「茯苓」を加えたものが「安中散加茯苓」です。「茯苓」は鎮静作用や利尿作用があり、ストレスによる胃痛や胸焼けなどの症状におすすめです。
「安中散」に「芍薬甘草湯」を加えたものが「芍薬甘草湯」と言います。この漢方薬は、足のつり・筋肉のけいれんを改善する漢方なので、内臓筋のけいれんに効果があります。胃痛がひどいときはこちらがおすすめです。

ストレス性胃腸炎におすすめの市販薬 9選

それではストレス性胃腸炎に効くおすすめを紹介します。

胃酸の分泌を抑える成分配合の胃腸薬3選

ガスター10 S錠 6錠(第一三共ヘルスケア)

ガスター10

出典:Amazon

出典:Amazon

こんな人におすすめ
  • 痛い時にすぐ飲みたい方
  • 胃酸の逆流や胸焼けが気になる方
  • 朝起きたときや空腹時に感じる胃の痛みに

水なしで飲める錠剤タイプだから今すぐに飲みたいときに便利!

ガスター10 S錠は、H2ブロッカーである有効成分ファモチジンが、出過ぎた胃酸をコントロールし、胃痛や胃酸の逆流による胃痛、もたれ、胸やけ、むかつきの症状改善に効果があります。また、胃酸の分泌をコントロールすることで、傷ついた胃にやさしい環境を作ります。水なしでさっと解ける口中速溶錠なので、今すぐ飲みたい!という時に便利な市販薬です。

分類第1類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)ファモチジン(10mg)
効果・効能胸やけ、胃痛、むかつき、もたれ
用法・用量1回1錠・1日2回まで
薬のタイプ口腔内崩壊錠
妊娠中・授乳中の使用不可
透析患者の使用腎疾患で使用不可
服用が可能な年齢15歳以上、80歳未満
1回の使用あたりのコスト(目安)156.4円
使用してからの効果時間8時間
薬の風味記載なし
清涼感の有無
眠くなる成分の有無

ガスター10<散>(リバースコントロール) 9包(第一三共ヘルスケア)

ガスター10<散>

出典:Amazon

出典:Amazon

こんなひとにおすすめ
  • 痛い時にすぐ飲みたい
  • 胃酸の逆流や胸焼けが気になる
  • 朝起きたときや空腹時に感じる胃の痛みに

さっと解けて早く効く粉薬

こちらは、口の中でサッと溶けて早く効く、分包タイプの粉薬です。分包タイプなので持ち運びに便利ですね。H2ブロッカーであるファモチジンが、H2受容体に働き、出過ぎた胃酸をすばやく抑えて、胃痛や胃酸の逆流による胸焼けを改善します。就寝前や空腹時等、胸やけや胃痛・むかつき等の症状があらわれた時に、いつでも服用できます。口の中でサッと溶けて、スーッとする散剤です。

分類第1類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)ファモチジン(10mg)
効果・効能胸やけ、胃痛、むかつき、もたれ
用法・用量1回1包・1日2回まで
薬のタイプ散剤
妊娠中・授乳中の使用使用不可
透析患者の使用腎疾患で使用不可
服用が可能な年齢15歳以上、80歳未満
1回の使用あたりのコスト(目安)156.4円
使用してからの効果時間8時間
薬の風味記載なし
清涼感の有無
眠くなる成分の有無×

ガストール細粒 10包(エスエス製薬)

ガストール細粒

出典:Amazon

出典:Amazon

こんな人におすすめ
  • 胃がギューッと痛くなる
  • 胃酸が逆流して、胸やけを感じる
  • 胃が焼けるような不快感を感じる
  • 胃が重く感じる
  • 胃がムカムカして吐き気を感じる

出過ぎた胃酸を素早く中和

M1ブロッカーであるピレンゼピン塩酸塩が胃酸の過剰な分泌を抑え、胃粘液の分泌を促進し胃酸の出過ぎで起こる胃痛や胃酸逆流などによる胸やけを抑えます。また、ピレンゼピン塩酸塩は、胃粘液の分泌を増やし胃を保護する働きもあります。
2種類の制酸剤(速効性制酸剤:炭酸水素ナトリウム、持続性制酸剤:メタケイ酸アルミン酸マグネシウム)が、服用直後から出過ぎる胃酸をすばやく中和し、胃痛や胃酸逆流などによる胸やけを抑えます。
また、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムも、制酸作用とともに胃粘膜保護作用を持っています。
食後に服用することで、消化酵素が働き食後の胃の負担を軽くしてくれます。

分類第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)ピレンゼピン塩酸塩水和物 (47.1mg)(ピレンゼピン塩酸塩無水物として45mg)
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(900mg)
炭酸水素ナトリウム(1,200mg)
ビオヂアスターゼ2000(30mg)
効果・効能胃痛、胸やけ、胃酸過多、胸つかえ、げっぷ
胃もたれ、胃重、胃部不快感、胃部膨満感
はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、飲み過ぎ
吐き気、食べ過ぎ、消化不良、消化不良による胃部・腹部膨満感、消化促進、食欲不振
用法・用量1回1包・1日3回、毎食後
薬のタイプ細粒
妊娠中・授乳中の使用妊娠中:使用不可
授乳中:要相談
透析患者の使用使用不可
服用が可能な年齢15歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安)104.5円
使用してからの効果時間記載なし
薬の風味記載なし
清涼感の有無
眠くなる成分の有無

胃の粘膜を保護する成分配合の市販薬 3選

新セルベール整胃プレミアム<錠> 18錠(エーザイ)

新セルベール整胃プレミアム

出典:Amazon

出典:Amazon

こんな人におすすめ
  • 食後に胃もたれを感じることが多くなった方
  • 少ない量でも食べすぎたと感じるようになった方
  • 最近なんとなく胃もたれを感じる方
  • 胃の働きが鈍く、食べ物が胃に残っている感じがする方
  • 油ものが苦手になってきた方

有効成分多数配合で胃の粘膜を守る

有効成分多数配合で胃の粘膜を守る新セルベール整胃プレミアムには、有効成分「テプレノン」・生薬「ソウジュツ」「コウボク」・消化酵素「リパーゼ」が配合されています。
有効成分「テプレノン」には胃の粘膜を覆うベールである「胃粘液」を増やして、胃を守る働きがあります。
2つの生薬「ソウジュツ」「コウボク」には弱った胃を動かす作用があります。
消化酵素「リパーゼ」は、胃もたれの原因の脂肪の分解を助け、消化する力を高める効果があります。
このトリプルアクションで胃もたれなどの弱ってきた胃の症状を改善します。

分類第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)テプレノン(150mg)
ソウジュツ乾燥エキス(150mg)(蒼朮1.5g)
コウボク乾燥エキス(83.4mg)(厚朴1g)
リパーゼAP6(14.7mg)
効果・効能胃もたれ,食べ過ぎ,食欲不振,
胃部・腹部膨満感,胸やけ,
飲み過ぎ,吐き気(むかつき,嘔気,悪心)
嘔吐,胸つかえ
用法・用量1回1錠・1日3回、毎食後
薬のタイプ錠剤
妊娠中・授乳中の使用妊娠中:要相談
授乳中:使用可能
透析患者の使用記載なし
服用が可能な年齢15歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安)58円
使用してからの効果時間記載なし
薬の風味記載なし
清涼感の有無
眠くなる成分の有無

スクラートG 12包(ライオン)

スクラートG

出典:Amazon

出典:Amazon

こんな人におすすめ
  • 朝起きた時や寝る時に胸焼けする
  • 胃酸の逆流などで胸がやける

荒れた部分を直接修復

有効成分スクラルファートが胸がやける患部に直接貼りついて保護・修復し、胃酸からの刺激をブロックします。水なしで飲む液体タイプで、クイックカバー処方の液剤がすばやく広がってとどまり、スーッとした爽快感がひろがります。(クイックカバー処方とは、粘膜付着性ゲルの働きによりゲルと荒れた患部のムチンが絡み合いとどまる液剤処方のこと)

分類第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)3包中
スクラルファート水和物(1,500mg)
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(1,500mg)
合成ヒドロタルサイト (750mg)
コウボク流エキス (0.6mL)
(原生薬換算量0.6g)
ソウジュツ流エキス(0.6mL)(原生薬換算量0.6g)
効果・効能胃痛,胸やけ,胃酸過多,げっぷ(おくび),
もたれ(胃もたれ),胃重,胃部膨満感,
胃部不快感,胸つかえ,飲み過ぎ(過飲),
吐き気(むかつき,二日酔・悪酔のむかつき,
胃のむかつき,嘔気,悪心),嘔吐
用法・用量1回1包・1日3回、食前または食間・就寝前
薬のタイプ液剤
妊娠中・授乳中の使用使用可能
透析患者の使用使用不可
服用が可能な年齢15歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安)174.2円
使用してからの効果時間記載なし
薬の風味グレープフルーツ味
清涼感の有無
眠くなる成分の有無

パンシロン AZ 20包(ロート製薬)

パンシロン AZ

出典:Amazon

出典:Amazon

こんな人におすすめ
  • 胃の痛みや不快感がある
  • きりきりと胃が痛む

荒れた胃の粘膜を覆って守る

パンシロンAZは荒れた胃粘膜を修復するアズレンスルホン酸ナトリウムとL-グルタミン、胃粘膜表面に付着して膜をつくり胃を保護するメタケイ酸アルミン酸マグネシウムを配合しています。
荒れた胃粘膜の防御力をアップし、胃部不快感、胃の痛みなどの症状に効果が期待できます。

分類第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)3包中
炭酸水素ナトリウム(1,800mg)
重質炭酸マグネシウム(180mg)
沈降炭酸カルシウム(540mg)
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(600mg)
ロートエキス(30mg)
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(6mg)
L-グルタミン(900mg)
効果・効能胃痛,胃部不快感,胸やけ,胃重,
胃もたれ,胃酸過多,胃部膨満感,
胸つかえ,吐き気(むかつき,二日酔・悪酔のむかつき,悪心),
嘔吐,げっぷ(おくび),飲み過ぎ
用法・用量次の量を1日3回、食前又は食間の空腹時に服用
15才以上:1回1包
11才以上15才未満:1回2/3包
薬のタイプ散剤
妊娠中・授乳中の使用妊娠中;要相談、授乳中;使用不可
透析患者の使用使用不可
服用が可能な年齢11歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安)51.4円
使用してからの効果時間記載なし
薬の風味記載なし
清涼感の有無
眠くなる成分の有無×

漢方の成分配合の市販薬 3選

ストレージタイプI 12包(武田薬品)

ストレージタイプI

出典:Amazon

出典:Amazon

こんな人におすすめ
  • ストレスを抱えこみがち
  • ストレスを感じると胃が痛む

ストレスで弱った胃の調子を整える

ストレスなどによる胃痛に、漢方処方「安中散」が優れた効果をあらわします。また、普段から胃の調子が悪いといった慢性胃炎にも効果があり、体力が中等度以下で、腹部は力がなく、胃痛または腹痛のある方に適したお薬です。のみやすい淡かっ色の顆粒(スティック包装)となっています。

分類第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)2包中
安中散料エキス(乾燥エキスとして)(0.75g)
ケイヒ(2.0g)、エンゴサク(1.5g)、ボレイ(1.5g)、ウイキョウ(0.75g)、カンゾウ(0.5g)、シュクシャ(0.5g)、リョウキョウ(0.25g)より抽出
効果・効能体力中等度以下、腹部は力がない、胃痛または腹痛がある、ときに胸やけやげっぷ、胃もたれ、食欲不振、はきけ、嘔吐などを伴うものの次の諸症、
神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱
用法・用量次の量を1日2回食前又は食間に服用
15歳以上:1回1包
7歳〜14歳:1回2/3包
4歳〜6歳:1回1/2包
2歳〜3歳:1回1/3包
薬のタイプ散剤
妊娠中・授乳中の使用妊娠中:要相談
授乳中:記載なし
透析患者の使用記載なし
服用が可能な年齢2歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安)179.7円
使用してからの効果時間記載なし
薬の風味苦味あり
清涼感の有無
眠くなる成分の有無

大正漢方胃腸薬 32包(大正製薬)

大正漢方胃腸薬

出典:Amazon

出典:Amazon

こんな人におすすめ
  • いつまでも胃に食べ物が残っているような気がする
  • 飲み込んだ時につっかえる
  • げっぷが多い

二つの漢方で幅広い症状に対応

大正漢方胃腸薬は、胃腸の機能を促進し、本来の働きを取り戻す「安中散」と、胃の緊張をほぐして痛みをとる「芍薬甘草湯」の2つの漢方が配合されています。
胃もたれや胃痛、胸つかえ、吐き気、食欲不振、げっぷなど、幅広い症状を改善します。

分類第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)1包中
安中散(700mg)
(下記生薬の混合粉末)
ケイヒ(桂皮)(200mg)、エンゴサク(延胡索)(150mg)、ボレイ(牡蠣)(150mg)、ウイキョウ(茴香)(75mg)、シュクシャ(縮砂)(50mg)、カンゾウ(甘草)(50mg)、リョウキョウ(良姜)(25mg)
芍薬甘草湯エキス末(140mg)
(下記生薬の抽出乾燥エキス末)
シャクヤク(芍薬)(280mg)、カンゾウ(甘草)(280mg)
効果・効能胃のもたれ、胃部不快感、胃炎、胃痛、げっぷ、
食欲不振、腹部膨満感、胸つかえ、胸やけ、
胃酸過多、腹痛、はきけ(むかつき、悪心)
用法・用量次の量を1日3回、食前又は食間
15才以上:1回1包
5~14才:1回1/2包
薬のタイプ散剤
妊娠中・授乳中の使用使用可能
透析患者の使用記載なし
服用が可能な年齢5歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安)54.3円
使用してからの効果時間記載なし
薬の風味記載なし
清涼感の有無
眠くなる成分の有無

太田漢方胃腸薬Ⅱ 14包(太田胃散)

太田漢方胃腸薬Ⅱ

出典:Amazon

出典:Amazon

こんな人におすすめ
  • ストレスで胃腸が不調
  • 食べすぎ・飲みすぎでもないのに胃が不調
  • 普段から五町が弱い

漢方処方で胃腸に効く

太田漢方胃腸薬Ⅱは、安中散加茯苓です。神経性胃炎に効果のある「安中散」に鎮静作用と利尿作用のある「ブクリョウ(茯苓)」を加え効き目を強化します。
香りにより胃のはたらきを高める・出すぎた胃酸を中和する・痛みやけいれんを抑える・自律神経を落ち着かせ、胃の調子を整えるという効果が期待できます。
神経性胃炎、慢性胃炎に効果を発揮しますよ。

分類第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)3包中
安中散加茯苓末(2,100mg)
下記生薬の混合末
ブクリョウ(500mg)、ケイヒ・エンゴサク・ボレイ(各300mg)、ウイキョウ・シュクシャ・カンゾウ(各200mg)、リョウキョウ(100mg)
安中散料加茯苓エキス(270mg)
下記生薬のエキス
ブクリョウ(810mg)、ケイヒ・エンゴサク・ボレイ(各486mg)、ウイキョウ・シュクシャ・カンゾウ(各324mg)、リョウキョウ(162mg)
効果・効能体力中等度以下で、腹部は力がなくて、神経過敏で胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、
胃もたれ、食欲不振、はきけ、嘔吐などを伴うものの次の諸症:神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱
用法・用量次の量を1日3回、食間(就寝前を含む)又は空腹時に服用
15歳以上:1回1包
7~14歳:1回2/3包
薬のタイプ散剤
妊娠中・授乳中の使用妊娠中;要相談、授乳中;使用可能
透析患者の使用記載なし
服用が可能な年齢7歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安)77円
使用してからの効果時間記載なし
薬の風味記載なし
清涼感の有無
眠くなる成分の有無

ストレス性胃腸炎のよくある質問

ストレス性胃腸炎の見分け方は?

ストレス性胃炎のセルフチェックをしてみましょう。
・疲労感がある
・食欲不振
・みぞおちに痛みや不快感がある
・吐き気や嘔吐がある
・肩こり、頭痛、めまいがある
・不規則な生活が続いている
・心配、悩みごとがある

ストレス性胃腸炎の症状は?

・緊張すると胃が痛む
・食事の前後、みぞおちに不快感がある
・食べた物が胃に残っているようなもたれ感がある
・酸っぱい液が胃から上がってくる
・朝起きたときに胃のむかつきや吐き気がある
・食欲がない
・食が細くなった
・下痢や便秘になりやすい
以上の症状が現れます。

ストレス性胃腸炎の治し方は?

・睡眠時間を十分に確保する
・ストレスや疲れなどをためない
・適度な運動など、気分転換の時間をとる
・暴飲暴食をしない
・胃に負担がかかるものの摂取を控える( 喫煙、飲酒、コーヒー等のカフェイン、香辛料等の刺激物など)
など日常生活で対策をしながら薬を服用しましょう。

ストレスで胃がキリキリするのはなぜ?

精神的なストレスを感じた時、胃がキリキリと痛んだ経験はありませんか? これは胃の働きをコントロールしている自律神経がストレスによってバランスを崩し、胃酸を過剰に分泌したり、胃を守る胃粘膜の機能が低下したために起こっています。 ストレスによる胃痛は主に空腹時に感じることが多いのも特徴です。



市販薬を使用するときの注意点

市販の胃腸炎の薬は比較的副作用も少ないものが多く使いやすいですが、だからと言って全く副作用がないというわけではありません。ポイントや副作用をしっかりと理解してから服用しましょう。

使用する際のポイント・副作用

胃腸薬は他の薬と違い、薬の成分によって食後や食前・空腹時など、服用のタイミングが異なります。
胃粘膜を直接保護するタイプの薬は、食前や空腹時に服用することが大切です。また、漢方薬も食前が基本です。服用する時は、説明書通りに服用するようにしてください。

また、病院で胃薬をもらっている場合は、市販薬を重ねて飲まないようにしましょう。成分が重なってしまう可能性がありますので、医師や薬剤師に相談してから服用しましょう。

市販薬を使っても改善しない場合は病院へ

市販薬を使用しても症状が改善しない場合は、病院へ受診しましょう。胃腸炎だと思っていたら別の疾患だったという場合も考えられます。

自分に合ったストレス性胃腸炎の市販薬を選ぼう

いかがでしたか?ストレスによる胃痛や胸焼け、胃もたれなどストレス性胃腸炎には市販薬での改善も期待できます。症状に合わせて、薬を選びましょう。購入する際に迷ったら薬剤師や登録販売者に相談すればアドバイスしてもらえますよ。