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おすすめ湿布11選|ロキソニンとフェルビナクはどう違うの?どっちが強い?最適な湿布の選び方を紹介!

フェルビナク ロキソニン どっちが強い

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種類が多すぎて、どの湿布を買えばいいのかわからない

腰痛に一番効くおすすめの湿布を知りたい

ぎっくり腰など急な痛みが出ても休日や夜間で病院が開いていない時、
慢性的な腰痛に悩んでいるけれど病院にいくほどではないから湿布でケアしたい時など、
手軽に購入できる湿布の存在はとても助かりますね。

最近では薬局やドラッグストアでも病院で処方される湿布と同じ成分の湿布を購入できるようになり、大変便利になりました。

しかし、種類が多すぎてどれを選べばよいのか、違いがよくわからないとお困りの方も多い印象です。

本記事では、湿布の成分の違いや腰痛に効く湿布の選び方、おすすめの湿布を11種類紹介しています。
湿布を使用するうえでの注意点や副作用も解説していますので、安全かつ効果的な湿布選びの参考にしてみてください。

Contents

湿布とは?

湿布とは「経皮吸収型鎮痛消炎剤」の成分を含んだ外用貼付薬のことをいいます。
湿布を貼った皮膚から鎮痛・消炎効果のある成分を直接吸収し、腰痛、膝や肩の痛み、捻挫、打撲、筋肉痛、関節通など様々な痛みを緩和します。

湿布には鎮痛消炎成分の他にも製品により独自の成分が含まれており、
血行促進や筋肉の緊張を緩めるなどして、さらに痛みを和らげる効果がプラスされています。

ロキソニンとフェルビナクはどう違うの?それぞれの成分を解説

湿布の主成分となる鎮痛成分は大きく2つに分かれます。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の第二世代と、それ以外の第一世代です。

第二世代には、ロキソニン(ロキソプロフェン)、フェルビナク、インドメタシン、ジクロフェナクなどがあり、痛みの元に直接作用し、抗炎症と鎮痛効果が期待できる薬剤です。

第一世代の湿布は現在も薬局で購入できますが、古く大正時代から使用されています。
冷感刺激で痛みを緩和する仕組みで、鎮痛効果は緩やかです。

現在、よく病院で処方されるのは直接的な鎮痛効果のある第二世代がほとんどです。

第二世代の成分の違いをみてみましょう。

ロキソニン(ロキソプロフェン)

ロキソニンは鎮痛剤や解熱剤として、内服薬でも馴染みのある成分です。

市販薬の鎮痛剤の中では効き目を感じるまでの時間が早く、強い効果も期待できる成分です。
病院でロキソニンテープを処方された経験のある方も多いのではないでしょうか。

痛みのほかに炎症や腫れを抑える効果にも期待できます。

ロキソニンとロキソプロフェン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)の違い

ロキソニンは医薬品の製品名で、ロキソプロフェンは成分の名前です。
ロキソプロフェンを主成分とする製品がロキソニンです。

フェルビナク

フェルビナクは病院でセルタッチという名前で処方されています。
鎮痛効果がやや強め、副作用も少ないので安心して使用できる成分です。

フェルビナク配合の湿布なら、慢性的な腰痛や、強い成分を使用したくない場合にも気軽に使用できます。

冷湿布のほかに、ノニル酸ワニリルアミドという成分を配合した温感タイプの湿布もあります。
患部をじんわり温めて痛みを和らげてくれるため、慢性的な腰痛や冬場の腰痛にもおすすめです。

フェルビナクを主成分とする湿布は価格が安いものが多いのでコスパが良く、購入しやすい点も特長です。

他の鎮痛成分に比べて、効果の持続時間が短いので1日2回の貼り替えが必要になります。

インドメタシン

インドメタシンには強めの鎮痛効果がありますが、どちらかというと激痛ではない一時的な痛みに適した成分です。

インドメタシン含有の製品は抗炎症効果に期待ができるため、筋肉痛や捻挫、腫れがある場合に試したい湿布です。

他の鎮痛成分は15歳以上でないと使用できないものも多いですが、インドメタシンは11歳から使用できる製品もあります。

ジクロフェナク

ジクロフェナクは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の中で最も鎮痛・消炎効果が強力な成分です。

ぎっくり腰などで生じた強い痛みをいち早く抑えたい時や、他の湿布では効果がなかった方におすすめです。

しかし、鎮痛・消炎作用が強い薬であるため、胃腸障害などの副作用が大きく、使用には注意が必要です。
1日1回を限度とし、一度に多く貼らないなど、製品ごとの用法・用量を必ず守って使用しましょう。

サリチル酸メタル

慢性的な痛みを抑えるのに、安心して使用できる湿布を探しているのであれば、
第一世代のサリチル酸メタルやサリチル酸グリコールを主成分とする湿布もおすすめです。

第二世代のような痛みに直に効く効果はありませんが、知覚神経の末梢に働きかけたり、末梢血管の血流を良くすることで、マイルドに痛みやコリを和らげます。

患部の痛みがさほど強くない場合であれば、
胃が弱い方や強い成分に不安がある方は副作用の少ない第一世代を使ってみるのもよいかもしれません。

ロキソニンとフェルビナク 効果が強いのはどっち?

市販の湿布薬で「ロキソニン」と「フェルビナク」配合の製品をよく目にしますが、
この2つの成分で鎮痛・消炎効果が強いのはロキソニンです。

これまで紹介した成分を強さの順に並べると以下のようになります。

ジクロフェナク<インドメタシン<ロキソニン(ロキソプロフェン)<フェルビナク

一時的で急激な痛みには鎮痛・消炎作用の強い成分が効果的ですが、その分、副作用があらわれる可能性も高まります。

症状の強さや使用期間に合わせた湿布の選択が重要です。

つらい腰痛に効くのはロキソニンとフェルビナクどっち?

腰痛にはどのような湿布を選べばよいのでしょうか。
細かく見ていきましょう。

急性の腰痛と慢性の腰痛で選ぶ湿布は異なる

腰痛にはぎっくり腰のような急性の腰痛と長くジワジワ痛み続ける慢性の腰痛があります。
どちらもつらい腰痛ですが、痛みの強さや期間が異なるため、それぞれに合った湿布を使う必要があります。

ロキソニンとフェルビナクであれば、
急性で痛みの強い腰痛にはロキソニン、
長く続いている慢性的な腰痛ならフェルビナクがおすすめです。


痛みの程度やタイプに合わせて鎮痛成分を選ぶようにしましょう。

腰痛には温湿布と冷湿布のどちらがいい?

一般的に、痛みが出たばかりの急性期には炎症を抑えるために患部を冷やす、慢性的な痛みは温めると和らぐというイメージがあります。

しかし、温湿布も冷湿布も患部の痛みに働きかけるのは鎮痛成分の効果であって、どちらを使用しても間違いではありません。

冷湿布のヒンヤリとした冷感は湿布に含まれる水分の冷たさとメンソールが配合されているためです。
温湿布には、唐辛子エキスのカプサイシンの効果で温感効果があります。
どちらも、冷たさや温かさを感じますがつけ心地が気持ちいい程度で、患部の炎症を抑えるほどの冷却効果や温める効果はないのです。

そのため、冷湿布と温湿布は好みで選んで大丈夫です。

痛みが強い時は湿布だけでなく、氷で冷やしたりホットタオルで温めるなどして炎症を落ち着かせることをおすすめします。

腰痛にはパップ剤とテープ剤どちらを選べばいい?

湿布にはパップ剤とテープ剤があります。
パップ剤は白色、厚めの湿布で水分の含有量が多いものをいいます。
水分が多く、貼った時にテープ剤よりもひんやり冷たく感じるので、その感触が好きな方はパップ剤がおすすめです。

粘着力は弱めのものが多いため、動きの多い場所への使用や汗をかいた時には剝がれやすいのが難点です。

テープ剤は肌色の薄い湿布のことをいい、プラスター剤ともよばれています。

パップ剤に比べてテープ剤は粘着力が強く伸縮性もあります。動きの多い部位に使用しても剥がれにくくフィット感があるのが特長です。

腰や肩以外にも、手首や肘、膝など、よく動かす部位の使用にも適しています。

また、テープ剤は長時間湿布が剥がれる心配がないので、貼り直しを気にせず過ごしたい方におすすめです。
夏場など汗をかく季節にもテープ剤が向いています。

注意が必要な点は、テープ剤は密着性が高いがゆえ、剝がすときに皮膚にダメージを与える可能性があることです。
皮膚が弱い方の使用や何日も同じ場所に貼り続けるのはやめましょう。

腰痛には大判サイズがおすすめ

湿布の多くはサイズを選べるようになっています。
好みにはなりますが、腰痛でお悩みの場合は大判サイズがおすすめです。

腰痛の痛みはじめは、ピンポイントで痛む場所がわかりにくいことがありますが、大判サイズなら1枚で広い範囲をカバーできます。

時間が経過し痛む場所がはっきりしてきたら、より鎮痛効果の高い成分を配合した湿布をピンポイントで貼るのもよいでしょう。
痛みの程度を確認しながら、効果的な貼り方をみつけていきます。

腰痛時の湿布の貼り直しは1日何回?

腰痛の時の湿布の貼り直しの時間や回数の目安は、使用する湿布によって異なるため、購入時に薬剤師に確認するか、製品の説明をよく確認します。

湿布は内服薬に比べて手軽なため副作用への心配が薄くなりがちですが、強い鎮痛成分には使用時間や回数に制限を設けているものもあり、注意が必要です。

腰痛の場合、外出先での貼り直しが難しい部位でもあるため、1日1回で済む湿布を選ぶのもよいかもしれません。

つらい腰痛におすすめの湿布11選

つらい腰痛に効くおすすめの湿布を成分別に紹介します。

ロキソニン(ロキソプロフェン)が主成分でおすすめの湿布

ロキソニンEXテープ/テープL(第一三共ヘルスケア)

  • つらい痛みをすぐに抑えたい方に
  • がまんできない強い痛みがある方に
ロキソニンEXテープ

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分ロキソプロフェンナトリウム水和物
用法・用量1日1回患部に貼付
湿布のサイズ10cm×14cm
パップ/テープテープ
冷湿布/温湿布冷湿布
分類第2類医薬品

鎮痛消炎効果「ロキソプロフェンナトリウム水和物」をシリーズ史上最高濃度で配合

ロキソニンEXテープは鎮痛消炎成分のロキソプロフェンナトリウム水和物をシリーズ最高の濃度である8.1%配合した優れた鎮痛・抗炎症作用のあるテープ剤です。
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)という血行促進成分も追加配合され、血行を促進し痛みを和らげます。

すぐに取りたいつらい痛みを抱える方におすすめです。

ロキソニンSパップ(第一三共ヘルスケア)

  • ひんやり心地良い湿布がお好みの方におすすめ
  • 強い痛みを鎮静させたい方に
ロキソニンSパップ

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分ロキソプロフェンナトリウム水和物
用法・用量1日1回患部に貼付
湿布のサイズ10cm×14cm
パップ/テープパップ
冷湿布/温湿布冷湿布
分類第2類医薬品

ムレにくく、かぶれにくく、痛みにしっかり効く

ロキソプロフェンナトリウム水和物が痛みの芯まで浸透し、痛みや炎症の原因であるプロスタグランジンの産生を抑制します。
スーッと心地よい冷感タイプで、つらい腰痛の方におすすめです。

ロキプフェンテープ 大判(ラクール薬品販売株式会社)

  • ロキソプロフェンナトリウム水和物5%配合のテープ剤
  • 痛みに浸透して効く
  • 腰痛に適した大判タイプ
ロキプフェンテープ

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分ロキソプロフェンナトリウム水和物
用法・用量1日1回患部に貼付
湿布のサイズ10cm×14cm
パップ/テープテープ
冷湿布/温湿布冷湿布
分類第2類医薬品

24時間効果が続くおすすめのテープ剤

鎮痛消炎成分ロキソプロフェンナトリウム水和物を5%配合したテープ剤です。
大判タイプは痛みの範囲が広い腰痛に適しています。

ロイヒ膏ロキソプロフェン大判(ニチバン株式会社)

  • 温感タイプのテープ剤がお好みの方におすす
  • しっかり痛みを抑えたい方に(ロキソプロフェンナトリウム水和物8.1%配合)
ロイヒ膏ロキソプロフェン大判

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分ロキソプロフェンナトリウム水和物
用法・用量1日1回患部に貼付
湿布のサイズ10cm×14cm
パップ/テープテープ
冷湿布/温湿布温湿布
分類第2類医薬品

ロキソプロフェンナトリウム水和物が主成分。温感刺激で痛みを和らげるテープ剤

主成分がロキソプロフェンナトリウム水和物の湿布では、珍しい温感タイプのテープ剤です。
テープにコシがあり貼りやすく、無臭タイプなので外出時でも安心して使えます。

フェルビナクが主成分でおすすめの湿布

ビーエスバンFRテープVアルファ大判(株式会社 大石膏盛堂)

  • 貼りやすい3分割ライナーのテープ剤
  • 有効成分フェルビナクが痛みによく効く
ビーエスバンFRテープVアルファ大判

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分フェルビナク
用法・用量1日2回を限度とし患部に貼付
湿布のサイズ10cm×14cm
パップ/テープテープ
冷湿布/温湿布冷湿布
分類第2類医薬品

テープ剤が患部によくフィットし痛みを和らげる

フェルビナクを1枚あたり35mg配合し、痛みの原因物質の生成を抑えます。
貼りやすさと粘着性に優れ、柔らさのある基布が患部にしっかりフィット。
剥がれにくい湿布をお探しの方におすすめです。

フェイタス5.0 温感 大判サイズ(久光製薬)

  • 大判で全方向に伸び、腰にピッタリと密着させられるテープ剤
  • ノニル酸ワニリルアミドによる心地よい温感作用
フェイタス5.0 温感 大判サイズ

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分フェルビナク
用法・用量1日2回を限度とし患部に貼付
湿布のサイズ10cm×14cm
パップ/テープテープ
冷湿布/温湿布温湿布
分類第2類医薬品

フェルビナクを5.0%配合の温湿布

痛みに効くフェルビナクのほか、血行を促進するビタミンEを新配合したテープタイプの温湿布です。
温感成分ノニル酸ワニリルアミドは患部にジンジンとした心地のよい温感刺激をあたえます。

フィルムのはがしやすさ、貼りやすさ、剥がれにくさなど使いやすさが評価されているおすすめの湿布です。

オムニードフェルビナク(テイコクファルマケア株式会社)

  • 痛みの原因シクロオキシゲナーゼに直接働きかけ鎮痛効果を発揮
  • 微香性で付けたまま出かけても気にならない
オムニードフェルビナク

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分フェルビナク
用法・用量1日2回を限度とし患部に貼付
湿布のサイズ14cm×10cm
パップ/テープパップ
冷湿布/温湿布冷湿布
分類第2類医薬品

有効成分フェルビナクが1枚あたり70㎎配合。痛みに直接浸透するパップ剤です。

基材中の水分が熱をもった患部を冷やします。
微香性でニオイが気になる方にもおすすめです。

インドメタシンが主成分でおすすめの湿布

バンテリンコーワパットEX 超大判サイズ(コーワ)

  • 腰の痛みを広くカバーできる超大判サイズ
  • テープ剤並みの付着力のあるパップ剤をお探しの方におすすめ
バンテリンコーワパットEX 超大判サイズ

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分インドメタシン
用法・用量1日2回を限度とし患部に貼付
湿布のサイズ14cm×20cm
パップ/テープパップ
冷湿布/温湿布冷湿布
分類第2類医薬品

他にはない、めずらしい超大判サイズがおすすめポイント

パップでありながら、テープ剤と同等の付着力を実現した製品です。
はがす際の角質剥離量が少なくお肌の負担が軽減されます。
腰や背中など広い範囲の痛みをカバーできる超大判サイズがあるのも特長です。
レギュラーサイズ(7cm×10cm)と大判サイズ(10cm×14cm)もあります。

サロンパスEX(久光製薬)

  • インドメタシン配合量は3.5% 痛みにしっかり効かせたい方におすすめ
  • ニオイが気にならない微香性
サロンパスEX

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分インドメタシン
用法・用量1日2回を限度とし患部に貼付
湿布のサイズ8.56cm×5.4cm
パップ/テープテープ
冷湿布/温湿布冷湿布
分類第2類医薬品

毎日のつらい痛みやジーンとする痛みに効果的なインドメタシンを3.5%配合

つらい痛みに効果的なインドメタシンを主成分としたテープ剤です。
コンパクトサイズなので痛む箇所にピンポイントで貼付できます。
温感タイプもあり、慢性的な腰痛に悩む方にもおすすめです。

ジクロフェナクナトリウムが主成分でおすすめの湿布

ボルタレンEXテープL(GSK)

  • 痛みを狙って作用
  • 処方薬ボルタレンで効果を感じた方におすすめ
ボルタレンEXテープL

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分ジクロフェナクナトリウム
用法・用量1日1回患部に貼付
湿布のサイズ10cm×14cm
パップ/テープテープ
冷湿布/温湿布冷湿布
分類第2類医薬品

がまんできない強い痛みに

有効成分ジクロフェナクが徐々に放出され、優れた持続力が特長です。
1日1回の使用でOK。24時間以上の使用や、1回に1枚以上の使用はしないでください。

ラクペタンDXパップ(ラクール薬品販売株式会社)

  • 貼りやすいパップ剤をお探しの方におすすめ
  • 強い鎮痛消炎効果が期待できる
ラクペタンDXパップ

出典:Amazon

出典:Amazon

有効成分ジクロフェナクナトリウム
用法・用量1日1回患部に貼付
湿布のサイズ10cm×14cm
パップ/テープパップ
冷湿布/温湿布冷湿布
分類第2類医薬品

強い鎮痛消炎効果のあるジクロフェナクナトリウムを主成分としたパップ剤

全方向に伸縮する薄手の不織布で患部にフィットしやすい湿布です。
ラクペタフィルムを採用し、その貼りやすさもおすすめのポイントです。
15歳未満の方の使用や、24時間以上の貼付は避けてください。

湿布と飲み薬を併用しても大丈夫?

内服薬と湿布薬には同様の鎮痛成分が含まれており、まれではありますが、過剰投与による副作用が発現する可能性があります。

どうしても痛みががまんできない時に1回だけというなら仕方がないという場合もあります。
また、慢性的な腰痛にお悩みの方が漢方薬と湿布薬を併用するのであれば、成分によって可能な場合もあります。

どちらの場合も、薬剤師や登録販売者に「併用しても問題がない成分かどうか」を確認してから服用すると安心です。

この腰痛は病院に行った方がいい?こんな時は早めに受診して

湿布薬を5〜6日間ほど使用しても症状に改善がみられない時は、一度受診し医師の診断を受けることをおすすめします。

腰痛だと思っていたけれど、違う病気が原因で痛みを感じていたという場合もあるようなので自己判断は禁物です。
湿布はあくまで自分でできるメンテナンスと考え、痛みの経過をよく観察してください。

また、湿布を貼っている部位に強いかゆみを伴う発疹やただれ、発赤、刺激感がある場合や、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があった場合は、成分によるアレルギー、アナフィラキシーショックの可能性があります。その場合、すぐに受診してください。

病院を受診する際は、使用した湿布の外箱を持っていくとスムーズです。

ロキソニンを貼ってはいけない場所がある?

ロキソニンに限らず湿布を貼ってはいけない場所があります。

・目の周り
・粘膜部分
・湿疹や傷、かぶれのある場所

腰痛に使用した湿布の余りを他の部位に使用する際には、上記の場所は避けて使用してください。

ロキソニンやフェルビナクの湿布は子供も使える?

ロキソニン、フェルビナクの湿布は15歳未満の小児には使用できません。

第一世代のサリチル酸グリコールやサリチル酸メチルが主成分の湿布であれば子供でも使用できるものもあります。

しかし、子供の皮膚はデリケートで湿布そのものが刺激になることがあります。
年齢制限のない湿布を使用する場合も、かゆみやヒリヒリとした刺激感がないか様子をこまめに確認しながら使用するようにしてください。

ロキソニンやフェルビナクの湿布に副作用はある?

湿布の鎮痛成分非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、胃腸障害を起こしやすいといわれている成分です。
内服薬ほどの影響はありませんが、湿布も皮膚から成分を吸収しているため、胃腸障害の要因になりかねません。

過度な量を貼る、継続して貼り続けると胃腸障害や腎機能障害を引き起こす可能性があります。

湿布薬の使用は、製品ごとの用法・用量を守って使用しましょう。

ロキソニンやフェルビナクの湿布を使えない人

湿布は基本的には安全性が高く副作用も軽微ですが、使用に注意が必要な方もいます。

使用してはいけない方
  • 湿布の成分にアレルギー症状が起きたことがある方
  • 今回使用する成分以外の解熱鎮痛剤でぜんそくを起こしたことがある方
  • 15歳未満の方
  • 妊娠している、またはその可能性がある方(ジクロフェナクに限る)
薬剤師に相談して使用
  • 医師の治療を受けている方
  • 過去に薬によるアレルギー症状があった方
  • 妊娠している、またはその可能性がある方
  • 高齢の方

特に喘息のある方は要注意です。
解熱鎮痛剤の服用によるアスピリン喘息は、湿布薬に含まれる非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)でも引き起こされるリスクがあるといわれています。

かぶれない湿布はある?かぶれにくくするおすすめの方法

湿布が原因のかぶれは、成分の刺激よりも湿布を貼る刺激による「接触性皮膚炎」です。
現在のところ、成分の強さと皮膚のかぶれは直接的な因果関係にないと認められています。

湿布薬によるかぶれを防ぐには、

  • 粘着力の強いテープ剤よりもパップ剤の方がかぶれにくい
  • 皮膚の弱い方は貼ったままの就寝を避ける
  • 同じ場所に繰り返し貼らない、数時間空けてから貼りなおす
  • 患部に汗をかいたり濡れているときは、よく水分を拭き取ってから湿布を貼る

使用中にかゆみが出た場合は、一度剥がして様子をみましょう。

どうしても湿布を貼るとかぶれたりかゆみが出るという方は、
ローションやゲルタイプの鎮痛消炎剤を使用するのもおすすめです。

湿布のニオイを抑えたい方には

湿布というとあの独特なニオイをイメージする方が多いのではないでしょうか?

ニオイが気になる湿布は「サリチル酸メチル」を含む第一世代のものに多くあります。
最近ではニオイを抑えたタイプも販売されているので「微香性」と表記のあるものがおすすめです。
また、第一世代でも「サリチル酸グリコール」の湿布の方が独特なニオイが少ないようです。

本記事で紹介した第二世代の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の湿布は、そこまでニオイが気になるものはありません。

配合されているメントールのスーッとしたニオイがある程度ですが、それも気になるようであれば「l-メントール」の記載がある湿布を避けるとよいでしょう。

よくある質問

湿布は剥がすと効果がなくなる?

湿布は皮膚に貼っている間に鎮痛成分が浸透します。浸透した鎮痛成分の効果は、湿布を剥がしたあとも続くといわれています。

1日1回で貼りなおし不要の湿布は約8〜10時間貼っておくことで成分が浸透し、剥がしたあとは約24時間効果が持続します。
1日2回使用のタイプは約4〜6時間で成分が皮膚に吸収され、剥がしたあと約12時間効き目があるといわれています。

そのため、剥がしたあとにすぐ新しい湿布は貼らず、皮膚を休ませる時間をつくるのも大切です。

湿布は1度に何枚まで貼ってもいいの?

用法・用量の範囲であれば、複数の部位に貼ることができます。
湿布により枚数の上限は異なりますので、外箱にある詳細を確認して使用してください。

腰痛時に痛みの範囲が広いからといって、近距離で何枚も貼る必要はありません。
湿布は1枚貼るだけでも周りに鎮痛成分が浸透します。

複数枚使用するときは、痛む箇所が離れている場合のみとしましょう。

湿布を貼ったままの入浴はOK?

湿布は剥がして入浴してください。
冷湿布は入浴直前で構いませんが、温湿布は剥がした直後に入浴すると患部が熱く感じることがあるので、入浴の1時間前には剥がしておきます。

入浴後に湿布を貼りなおす場合はかぶれを防ぐため、汗が引いたあとに十分に水分を拭き取ってから貼るようにします。

湿布は症状に合わせた成分を用法・用量を守って使用することで効果がある

今回は腰痛に効く有効成分と市販で購入可能なおすすめの湿布を紹介しました。

病院にいくまでもないと感じる場合に、購入の参考にしてみてください。

また、湿布の成分で一般的な「ロキソニン」と「フェルビナク」はどちらも腰痛に効果的です。
痛みの程度に合わせて選びましょう。

少しでも早く症状が落ち着くよう、自分に合った成分の湿布を見つけられるとよいですね。

しかし、痛みが強い場合は他の疾患が原因の場合も考えられるため、無理せず早めの受診をおすすめします。

湿布はつらい腰痛を和らげるのに効果的ですが、用法や用量を守って安全に使用しましょう。