熱が上がったり下がったりして困った経験はありませんか?
発熱にはさまざまな原因が考えられます。
中には高熱が続くケースもあり、放っておくと大変な病気が隠れていることも…
特に子どもは熱が上がったり下がったりしやすいので注意しましょう。
今回は発熱の原因や種類、対処法を詳しく紹介します。
Amazonなどで購入できるおすすめの市販薬や服用時の注意点、病院へいくタイミングなどもお伝えするため、迷っている方は参考にしてみて下さい。
Contents
「熱が上がったり下がったり…」発熱の種類とパターン
熱が上がったり下がったりする場合、いくつかのパターンが考えられます。
発熱の種類やパターンを知っておくことで、熱が上がったり下がったりしている時も慌てずに対処できるでしょう。
よく見られる発熱の種類は次の6つです。
弛張熱
「弛張熱(しちょうねつ)」とは、1日の体温差が1℃以上変動する発熱のことを言います。
37℃以下に熱が下がらないのが特徴であり、37℃から40℃以上まで体温が上がるケースも。
この状態が続く場合、敗血症やウィルス性疾患などにかかっている場合あるため早めの受診が必要です。
波状熱
「波状熱(はじょうねつ)」とは、熱がある時とない時を不規則に繰り返すパターンの発熱を言います。
熱が上がるときは40℃近くまで上昇し平熱に戻るというサイクルを繰り返すため、日本ではあまり見られる症状ではありません。
体内に何かしらの菌が侵入したことが原因と考えられ、マラリアやブルセラ症などが考えられるでしょう。
稽留熱
「稽留熱(けいりゅうねつ)」とは、体温差が1℃以内の高熱が続く状態を言います。
熱が上がりっぱなしで下がることがないため、体温差が大きい弛張熱とは異なります。
主な疾患として、肺炎・日本脳炎・結核性髄膜炎などが考えられるでしょう。
間欠熱
「間欠熱(かんけつねつ)」とは、体温差が1℃以上変動する発熱が続くことを言います。
平熱になる時間帯もあるため、37℃以下に熱が下がらない弛張熱とは異なります。
マラリアや回帰熱など細菌が原因の疾患や、がんなどのケースも考えられるでしょう。
周期熱
「周期熱(しゅうきねつ)」とは、規則正しい周期で発熱が続くパターンを言います。
39℃以上の高熱が3〜6日続く症状を規則的に繰り返すのが特徴で、あまり見られない稀な症状だと言えます。
特殊なウィルスによる感染症の可能性もあり、扁桃腺の腫れ、口内炎、リンパ節の腫れなど発熱以外の症状が見られるケースも多いでしょう。
不明熱
「不明熱(ふめいねつ)」とは、38.5℃以上の高熱が3週間以上続くことを指します。
原因不明とは言われますが、感染症が約40%、悪性腫瘍が約20%、膠原病が約20%占めると言われています。
原因が分からない場合は、クリニックで該当する病気について検査を行うようになるでしょう。
そもそも熱が上がったり下がったりするのはなぜ?主な4つの原因
熱が上がったり下がったりするのには、何かしらの疾患である可能性があります。
しかし病気などの原因がないにもかかわらず、発熱が続くケースも。
病気ではないのに発熱が続く原因には、次のことが考えられます。
免疫力の低下
熱が上がったり下がったりする時は、免疫力や体力が低下しているのかも知れません。
疲れているなど体が不調の時はいつもより体調を崩しやすく、熱を出しやすいと言えます。
風邪が治っても体力が低下したままだと、また別の疾患にかかってしまったりと、免疫力の低下はさまざまな疾患を引き起こしかねません。
「過労気味で体が弱っている」などという場合、体力を回復するためにゆっくり過ごすのがおすすめです。
ストレス
ストレスが溜まることによって、熱が上がったり下がったりするケースも考えられます。
最近では、「心因性発熱」というストレスが原因となって現れる発熱も明らかになっています。
心因性発熱は38℃以下の微熱が続くことが多く、市販の解熱薬がうまく効かないという特徴があります。
発熱の原因となっているストレスの元を改善することで熱が下がり、心身ともに回復へとつながるでしょう。
薬の効き目が切れた
熱が上がったり下がったりするのには、服用していた薬の効き目が切れてしまったという原因も考えられます。
風邪薬などを服用していた場合、熱が下がったからと思って薬をやめてしまうことがあります。
しかし風邪が治りきっていないと、再び熱が上がったり下がったりしてしまうことも。
この場合は処方された解熱薬がなくなるまで、しっかり服用し続けることが大事です。
よくなった場合も解熱薬を中断してもよいかは自己判断せずに、処方された病院で相談することをおすすめします。
日内変動によるもの
熱が上がったり下がったりするのは、日内変動によるものかも知れません。
個人差はあるものの、人の体温は健康な時でも1日の中で約1℃以内で変化しています。
体温は起床時が最も低く夕方から夜にかけて上昇しており、これを日内変動と呼びます。
熱が上がったり下がったりする場合、これが日内変動かどうかを見分けるのがポイント。
時間帯ごとの平熱が分かっていれば見分けられるため、定期的に熱を測ることが大事です。
発熱の原因が病気かどうかを判断する目安とはなりますが、自己判断せずに病院に相談することが大事です。
大人とは違う?!子どもの熱が上がったり下がったりする理由
熱が上がったり下がったりするのは大人も子どもも同じです。
しかし子どもは大人に比べると発熱が出やすい傾向にあります。
では子どもが発熱しやすいのはなぜでしょうか、理由を見ていきましょう。
- 午後~夕方に熱が上がりやすいから
- 1日の中で0.5℃の体温差があるから
- 免疫機能が未熟だから
- 大人と発熱パターンが違うから
小さな子どもの特徴として、朝方の体温が最も低く午後〜夕方にかけて上昇する傾向があります。
ちなみに朝と夕では0.5℃の体温差があることから、熱が上がったり下がったりしていると勘違いすることも。
また子どもは免疫力が低いことから、大人と比べると体温調節機能が未熟です。
たくさん着こんだり室温が高かったりなど、ちょっとしたことで熱が上がってしまうことが顕著に見られます。
食事や外出、入浴や運動などでも、一時的に熱が上がりやすいでしょう。
一日を通して比較的体温が安定している大人と比較すると、子どもはそもそもの発熱パターンが異なることが要因だと言えます。
熱が上がったり下がったりするしやすい主な病気
子どもは免疫機能が未熟であるなどの理由から、大人と比較すると熱が上がったり下がったりしやすいことが分かりました。
発熱は単なる風邪で起こる場合も多いですが、もし長引く場合は他の病気を発症していることも。
子どもの発熱が原因となる主な疾患は、次の通りです。
病名 | 特徴 |
---|---|
溶連菌感染症 | 発熱とともに喉の痛みや38℃~39℃の高熱が見られます。 特に5歳~10歳くらいの子どもによく見られる感染症です。 |
マイコプラズマ肺炎 | 発熱やだるさ、頭痛や咳などの症状が続き、熱が下がっても3~4週間症状が続くのが特徴です。 中には肺炎や呼吸困難を起こし、重症化するケースもあるため注意が必要です。 |
川崎病 | 全身の血管に炎症が起こる症状で、1〜4歳の子どもによく見られるのが特徴です。 「高熱」「充血」「体の発疹」「手足の腫れ」「リンパ節の腫れ」「真っ赤な唇とブツブツの舌」のうち5つ以上の症状があれば診断されます。 |
アデノウイルス感染症 | アデノウィルスには鼻水などの風邪の症状や流行性結膜炎、プール熱、急性胃腸炎などさまざまな症状があります。 発症すると37°C〜40℃の高熱を繰り返すほか、喉の痛みや目の充血、下痢、頭痛などの症状が4日以上続くこともあります。 |
他にも次のようなさまざまな疾患が疑われる可能性があります。
・中耳炎
・気管支炎
・突発性発疹
・インフルエンザ
・肺炎
・腎炎
・尿路感染症
・手足口病
・風疹
・麻疹(はしか)
・水痘(水ぼうそう)
・ヘルパンギーナ
子どもが泣き止まない、熱が上がったり下がったりする場合はさまざまな疾患が考えられます。
特に6歳未満のお子様は症状が悪化しやすいため、自己判断せずに早めに病院へ相談しましょう。
新型コロナウィルスが原因かも?と思ったら
「熱が上がったり下がったりするのは新型コロナウィルスのせい?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
新型コロナウィルスのワクチンが普及しているとはいえ、いまだに感染者が増えているため終わりが見えません。
いくら感染対策している方でも、知らず知らずのうちに感染しているケースも多くまだ未解明な部分も多いようです。
新型コロナウィルスは高熱が続く症状だけではなく、咳や喉の痛みなどさまざまな症状を引き起こすため一概には断定できません。
子どもでも急に病状が悪化する症例もあるため、疑わしい場合は軽症であっても病院へ相談することをおすすめします。
熱が上がったり下がったりする時におすすめの市販薬15選
急な発熱が続いたり、熱が上がったり下がったりする場合、痛みがつらく体力の低下が心配ですよね。
かかりつけ医に相談するのが一番ですが、まずはつらい症状を緩和させるために市販薬を使用するのもおすすめです。
発熱時におすすめの市販薬を紹介するので、痛みがつらい方は参考にしてみて下さい。
※症状が緩和しない、つらい痛みが続く場合は自己判断せずに早めに受診しましょう。
市販薬名 | リングルアイビー | セデス・ハイG 6包 | ラックル 6錠 | ナロンエースPREMIUM 24錠 | タイレノールA 10錠 | バファリンプレミアムDX 60錠 | ロキソニンS 12錠 | ノーシンピュア 48錠 | バファリンルナJ 12錠 | こどもパブロン坐薬 10個 | イブクイック頭痛薬DX 40錠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
主成分 | イブプロフェン150mg | アセトアミノフェン250mg | アセトアミノフェン300mg | イブプロフェン150mg | アセトアミノフェン300mg | イブプロフェン160mg アセトアミノフェン160mg | ロキソプロフェン ナトリウム水和物 68.1mg | イブプロフェン150mg | アセトアミノフェン100mg | アセトアミノフェン100mg | イブプロフェン200mg |
値段 | ¥1,139(36カプセル) | ¥1,275(6包) | ¥617(6錠) | ¥800(24錠) | ¥758(10錠) | ¥2,135(60錠) | ¥712(12錠) | ¥882(48錠) | ¥582(12錠) | ¥802(10個) | ¥1,100(40錠) |
メーカー | 佐藤製薬 | シオノギヘルスケア | 日本臓器製薬 | 大正製薬 | アリナミン製薬 | ライオン | 第一三共ヘルスケア | アラクス | ライオン | 大正製薬 | エスエス製薬 |
用量・用法 | 服用間隔4時間以上 空腹時を避けて1日3回まで | 1日3回を限度になるべく 空腹時を避ける 服用間隔4時間以上 | 1日3回を限度とし、 噛み砕くか水と一緒に服用 服用間隔は4時間以上 | 1回2錠1日3回まで 空腹時を避けて 4時間以上の服用間隔をおく | 1日3回まで服用 間隔4時間以上おく 発熱時は空腹を避ける | 1回2錠1日2回まで 4時間以上の服用間隔 ただし再度症状が あらわれた時は 3回目服用あり | 1回1錠1日2回まで 4時間以上の服用間隔 ただし再度症状が あらわれた時は 3回目服用あり | 1回2錠1日3回まで 空腹時を避けて 4時間以上の 服用間隔をおく | 1回3錠1日3回まで 空腹時を避ける 4時間以上の 服用間隔をおく | 年齢に応じて 1回1~2個を肛門内に挿入 1/2個はカッター・ はさみで斜めに切る | 1回2錠1日2回まで 6時間以上の服用間隔 空腹時を避ける |
使用の可否 | 〇成人(15歳以上) ✕15歳未満 | 〇成人(15歳以上) ✕15歳未満 | 〇成人(15歳以上) ✕15歳未満 | 〇成人(15歳以上) ✕15歳未満 | 〇成人(15歳以上) ✕15歳未満 | 〇成人(15歳以上) ✕15歳未満 | 〇成人(15歳以上) ✕15歳未満 | 〇成人(15歳以上) ✕15歳未満 | 〇15歳以上(3錠) 11歳以上15歳未満(2錠) 7歳以上11歳未満(1錠) ✕7歳未満 | 〇6歳~12歳(1~2個) 3歳~5歳(1個) 1歳~2歳(1/2~1個) ✕1歳未満 | 〇成人(15歳以上) ✕15歳未満 |
特徴 | 液体inカプセルで 速く効く 眠くなる成分なし | 強い痛みに効きやすい 解熱鎮痛剤 早くよく溶ける顆粒タイプ | 水に触れると すぐに溶け出す速溶錠 胃にやさしく眠くならない | 胃粘膜を保護する 成分を配合 繰り返す痛みに効きやすい | 発熱時以外は 空腹でも飲める 胃にやさしく 眠くならない | 錠剤が速く溶ける クイックアタック錠 小粒で胃にやさしい | 胃への負担が少ない 飲みやすい小型錠剤 | 3つの有効成分が 痛みをブロック フィルムコーティング錠で 苦くない | 水なしで飲めるチュアブル錠 口の中で苦くない | 1歳から使える坐薬タイプ 発熱時にすばやい効果が 期待できる | イブプロフェン最大量200mg 特に頭痛に効果が 期待できる |
※価格は税込み表示
リングルアイビー 36カプセル
「リングルアイビー」は、発熱時や頭痛・生理痛に効果が期待できる小粒のジェルカプセルです。
液体inジェルのため、すぐに溶けて速く効きやすいという特徴があります。
有効成分はイブプロフェン150mg含まれており、カプセルの緑色は天然色素(クチナシ色素)を使用しているので安心。
同シリーズに、
・リングルアイビーα200 36カプセル:イブプロフェン200mg
・リングルアイビー錠α200 12錠:イブプロフェン200mg
・リングルN 20錠:アセトアミノフェン300mg
という市販薬の種類があります。
1回1カプセル4時間以上間隔で1日3回まで服用できます。
ただし15歳以下は服用できない市販薬なので注意して下さい。
セデス・ハイG 6包
「セデス・ハイG」には、中枢に作用する解熱鎮痛成分「イソプロピルアンチピリン」と「アセトアミノフェン」が含まれています。
サッと飲みやすい白色の顆粒タイプとなっており、錠剤が苦手な方でも飲みやすい便利な市販薬です。
強い痛みによく効きやすいと言われており、次の4つの成分が含まれています。
・イソプロピルアンチピリン150mg:熱を下げて痛みをやわらげる
・アセトアミノフェン250mg:熱を下げて痛みをやわらげる
・アリルイソプロピルアセチル尿素60mg:痛みをおさえる働きを助ける
・無水カフェイン50mg:痛みをおさえる働きを助ける、頭痛をやわらげる
これらの成分によって抹消組織だけではなく、中枢系にも作用するため速く痛みにアプローチするでしょう。
セデスの同シリーズには、
・セデス・ハイ
・セデスハイプロテクト
・新セデス錠
・セデスV
・セデスキュア
など、さまざまな市販薬の種類があります。
セデス・ハイG は、1回1カプセル4時間以上間隔で1日3回まで服用できます。
ただし15歳以下は服用できない市販薬なので注意して下さい。
ラックル 6錠
「ラックル」は、発熱時や頭痛、注射後の痛みなどに効きやすい鎮痛剤です。
「アセトアミノフェン」のみ配合しているのが特徴で、1錠に300mg含まれているため強い痛みにおすすめの市販薬です。
錠剤は水に触れるとすぐに溶け出す速溶錠のため、水なしでも無理なく飲みやすいでしょう。
鎮痛成分がたっぷり含まれているとはいえ胃に優しく眠くならないため、解熱剤で胃痛が起こりやすい方にもおすすめです。
防腐剤無添加・塩分無配合となっており、すっきりとしたミント味なので飲みやすいでしょう。
携帯しやすいシート包装となっており、持ち運びしやすい点もメリット。
同シリーズに「漢方ラックル顆粒 14包」という市販薬もあります。
ラックルは、1回1カプセル4時間以上間隔で1日3回まで服用できます。
ただし15歳以下は服用できない市販薬なので注意して下さい。
ナロンエースPREMIUM 24錠
「ナロンエースPREMIUM」は、発熱をはじめ頭痛、生理痛、肩こり痛、腰痛、神経痛などさまざまな痛みに効きやすい市販の鎮痛剤です。
2種類の解熱鎮痛成分が配合されており、
・イブプロフェン150mg:痛みのもとをブロック
・エテンザミド500mg:痛みの伝わりをブロック
この2つの組み合わせによって、さまざまな痛みや熱の症状をやわらげてくれるでしょう。
「乾燥水酸化アルミニウムゲル」が含まれているため、胃酸や成分の刺激から胃粘膜を守ります。
鎮痛剤や頭痛薬で胃が痛みやすいという方でも、胃酸を中和する成分が含まれているので安心です。
同シリーズに、
・ナロンエースT
・ナロン錠
・ナロン顆粒
などがあります。
ナロンエースPREMIUMは、1回2錠を4時間以上間隔で1日3回まで服用できます。
ただし15歳以下は服用できない市販薬なので注意して下さい。
タイレノールA 10錠
「タイレノールA」は、発熱や頭痛、歯痛、生理痛、ねんざ痛などさまざまな痛みを緩和してくれる鎮痛剤です。
主に脳の中枢神経に作用して痛みや熱をおさえるという特徴があります。
アセトアミノフェン300mgと熱を下げる成分をしっかり含みながら、空腹時にも飲める点がメリット。
胃酸から胃を守るプロスタグランジンという物質にほとんど影響を与えないため、胃にやさしく空腹時の服用も問題ありません。
しかし風邪による悪寒・発熱時はなるべく空腹時を避けましょう。
眠くなる成分も含まれていないため、解熱剤で眠くなりやすい方にもおすすめの市販薬です。
タイレノールAは、1回1錠を4時間以上間隔で1日3回まで服用できます。
ただし15歳以下は服用できない市販薬なので注意して下さい。
バファリンプレミアムDX 60錠
「バファリンプレミアムDX 」は、悪寒・発熱時をはじめ頭痛、咽喉痛、生理痛、神経痛などさまざまな症状に効果が期待できる市販の鎮痛剤です。
従来のバファリンプレミアムと比べて鎮痛成分が20%アップしており、特に頭痛にすぐれた効果が期待できます。
バファリンプレミアム DXには、日本唯一の「ダブル処方」という特徴があります。
・イブプロフェン160mg
・アセトアミノフェン160mg
鎮痛成分を1:1で配合することによって、従来の鎮痛剤よりも高い効果を発揮しやすいでしょう。
他にも「胃にやさしい」「眠くなる成分無配合」「小粒の錠剤」など、飲みやすい配慮がされている点もおすすめです。
同シリーズに、
・バファリンプレミアム
・バファリンA
・バファリンライト
・バファリンルナi
・バファリンルナJ
・キッズバファリン
など、他にも豊富な種類があります。
バファリンプレミアム DXは、1回2錠を4時間以上間隔で1日2回まで服用できます。(症状があらわれた際は3回目の処方も可能)
ただし15歳以下は服用できない市販薬なので注意して下さい。
ロキソニンS 12錠
「ロキソニンS」は、発熱時や頭痛、生理痛、歯痛などさまざまな痛みに効果が期待できる鎮痛剤です。
解熱鎮痛成分「ロキソプロフェンナトリウム水和物」が痛みの原因に直接アタック、すぐれた解熱効果が期待できます。
胃を通過する際の刺激が少ないというメリットがあり、体内に吸収されてから活性型に変化するので安心です。
眠くなる成分を含んでおらず、9㎜の小型錠剤など飲みやすさにも配慮されているため眠くなりやすい方でも問題ありません。
同シリーズに、
・ロキソニンSクイック
・ロキソニンSプレミアム
・ロキソニンSプラス
・ロキソニンSプレミアムファイン
などの市販薬があります。
ロキソニンSは、1回1錠を4時間以上間隔で1日2回まで服用できます。(症状があらわれた際は3回目の処方可能)
ただし15歳以下は服用できない市販薬なので注意して下さい。
ノーシンピュア 48錠
「ノーシンピュア」は、発熱時や頭痛、生理痛、咽喉痛などさまざまな痛みに効果が期待できる解熱鎮痛剤です。
3つの有効成分によって痛みの元が作られるのをおさえ、すばやい解熱効果が期待できます。
・イブプロフェン150mg:痛みや熱の元に作用する
・アリルイソプロピルアセチル尿素60mg:鎮痛成分の働きを助ける
・無水カフェイン80mg:鎮痛成分の働きを助ける
痛みの元に直接作用するため、即効性が期待できるので安心ですね。
直径8.1㎜と小粒な上に角がない飲みやすい錠剤なのが特徴となっており、フィルムコーティングで苦くありません。
同シリーズに、
・オトナノーシンピュア
・小中学生用ノーシンピュア
など、他にも携帯に便利なピルケース入りの市販薬などがあります。
ノーシンピュアは、1回2錠を4時間以上間隔で1日3回まで服用できます。
ただし15歳以下は服用できない市販薬なので注意して下さい。
バファリンルナJ 12錠
「バファリンルナJ」は、発熱時や頭痛、生理痛、咽喉痛、ねんざ痛など、さまざまな痛みに効果を発揮しやすい市販の解熱鎮痛剤です。
「アセトアミノフェン」が100mg含まれており、痛みをおさえて熱の元に直接アタックします。
小中学生でも飲める解熱鎮痛剤となっており、7歳以上のお子様なら年齢に応じて1日3回まで服用可能です。
水なしで飲めるチュアブル錠となっており、苦くないフルーツ味のため小さなお子様でも安心して飲めるでしょう。
眠くなる成分を含まないため、学校生活の邪魔をしない点もメリットです。
同シリーズに、
・バファリンプレミアムDX
・バファリンプレミアム
・バファリンA
・バファリンライト
・バファリンルナi
・キッズバファリン など、他にも豊富な種類の市販薬があります。
バファリンルナJは、1回3錠(15歳以上の場合)を4時間以上間隔で1日3回まで服用できます。
年齢によって錠剤の量が変わるため、お子様に与える際は用量・用法をよく確認して下さい。
こどもパブロン坐薬 10個
「こどもパブロン坐薬」は、子どもの急な発熱時にすばやい効果を発揮しやすい市販の解熱薬です。
「アセトアミノフェン」が100mg含まれており、薬が飲めないお子様でも坐薬なので安心。
~坐薬の使い方のコツ~
・排便を済ませてから使用する
・開封する際は先のとがった方から開く
・お子様を膝の上に乗せて、お尻の奥まで差し込む
坐薬を投与した後は体を温かくして、しばらく様子をみて下さい。
1歳の幼児から使用できますが、2歳未満の乳幼児は医師の診断を優先し、やむを得ない場合のみ使用して下さい。
お子様が使用できるパブロンシリーズに、
・パブロンキッズかぜ微粒
・パブロンキッズかぜ錠
・パブロンキッズかぜシロップ
などの市販薬があります。
Amazonなどで手軽に手に入るため、お子様の飲みやすいパブロンを選んでみて下さい。
イブクイック頭痛薬DX 40錠
「イブクイック頭痛薬DX」は、発熱時をはじめ頭痛、咽喉痛、筋肉痛、神経痛、生理痛などさまざまな痛みの症状に作用する解熱鎮痛薬です。
特に頭痛に悩んでいる方におすすめであり、「イブプロフェン」が最大量200mg含まれているという特徴があります。
痛みの元の発生をおさえる上に、鎮痛成分の吸収を速める独自処方がポイント。
胃粘膜を保護する成分もしっかり入っているため、胃腸が弱い方でも無理なく服用できるでしょう。
白色のフィルムコーティング錠は、直径9.7㎜と飲みやすい大きさなので安心です。
同シリーズに、
・イブクイック頭痛薬
・イブA錠EX
・イブA錠
などの市販薬があります。
クイック頭痛薬DXは、1回2錠を6時間以上間隔で1日2回まで服用できます。
ただし15歳以下は服用できない市販薬なので注意して下さい。
子どもが飲めるタイプの解熱剤もたくさんあるので、気になる方はチェックしてみて下さい。
解熱剤を使用する際の注意点
最近では、Amazonをはじめネットで手軽に解熱剤が購入できるため大変便利です。
しかし病院で処方される場合とは違って自己判断で服用するため、細心の注意を払うことが大切です。
市販の解熱剤を使用する際に注意するべきことを見ていきましょう。
使用方法を守る
解熱剤にはさまざまな種類があり、それぞれ注意するべきことが異なります。
例えば「〇歳以下は服用不可」「〇時間以上おいてから再服用」など、薬によって記載されている注意事項が違うので気を付けましょう。
もし注意点を確認せずに服用した場合、良くなるどころか悪化したり重篤な症状を引き起こすケースも。
市販薬を服用する際は、薬の用法・用量をしっかり確認して使用方法を守るようにしましょう。
副作用について理解する
全ての薬には主作用と副作用があります。
薬を服用すると病気の原因となる部分に作用するだけではなく、全身に行き渡ります。
そのため本来の病気以外の症状が出るケースも稀に起こるでしょう。
副作用は全ての人に起こるわけではなく、個人差があるため一概には言えません。
しかし中にはアナフィラキシーショックなど重い副作用が起こるケースもあるため、注意が必要です。
もしいつもと違う症状が出たり、服用によって違和感を感じる場合は早めに病院に相談して下さい。
治らないときは受診する
解熱剤は一時的に体温を下げるため、体を楽にするためにもおすすめです。
しかし市販薬を使用しても改善が見られない場合は、そのまま解熱剤を使用し続けるのはよくありません。
特に小さい子どもの発熱が続く場合は脳への影響なども心配されるため、早めに病院へ相談するようにしましょう。
市販薬でも治らない…病院に行くべきケースとは?
熱が上がったり下がったりするという場合、「病院へ行った方がいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
熱はあるものの元気で機嫌も良さそうなら安心ですが、次のようなケースの場合は受診が必要です。
・3日以上の発熱
・頭痛が続く
・咳が続く
・頻繁に嘔吐する
・痙攣
・耳が痛い
上記のような症状が見られる場合、早急に病院を受診しましょう。
原因不明の高熱が何日も続く場合、思わぬ病気が隠れている可能性もあります。
病状が悪化するのを防ぐためにも、自己判断せずに早めに病院へ相談して下さい。
特に小さい6歳未満のお子様については症状が急激に悪化するリスクもあるため、早めに病院を受診することが大事です。
発熱時に自宅でできる対処方法
熱が上がったり下がったりする場合、今よりも症状を悪化させないことが大切です。
すぐに病院に行きたくても、夜中や休日などでなかなか受診できないケースも多いですよね。
そこで市販薬を服用する以外にも、自宅で簡単にできる簡単な対処法を紹介します。
水分をしっかり補給する
発熱時は汗をかくため、水分が不足しがちになります。
脱水にならないためにも、こまめに水分補給するようにしましょう。
水分補給する際は、一度に飲むのではなく少しずつ補給するのがおすすめです。
できれば冷たい飲み物ではなく、室温程度の水を飲むようにしましょう。
例えば経口補水液、スポーツドリンクや湯冷ましなどが飲みやすいのでよいでしょう。
消化によい食事を摂る
熱が上がったり下がったりしている時は、消化によい物を摂るようにしましょう。
例えばお粥やうどん、リンゴやゼリーなどがおすすめです。
卵や豆腐などでたんぱく質を補ったり、野菜を混ぜてしっかり栄養を摂りましょう。
とは言っても無理に食べるのではなく、お腹が空いた時に少しずつ、よく噛んで食べることが大事です。
固形物が飲み込めない時は水分補給だけでもしっかり行い、食べられるものから摂るようにしましょう。
熱がこもらないようにする
熱が上がったり下がったりしていると、汗をかきやすく熱がこもってしまいがちです。
しかし寒気を訴えるからといって厚着や布団をかけ過ぎるのも要注意です。
特に子どもは熱がこもると体温が上がりやすいため、適度にあたためることが大事です。
ちなみに元気が良ければ入浴で清潔にすることもおすすめですが、具合が悪い時は無理に入浴する必要はありません。
入浴できない場合はマメに着替えながら、常に清潔な状態を保つようにしましょう。
十分な睡眠をとる
熱が上がったり下がったりするときは、十分な睡眠をとることが大事です。
発熱すると体の免疫は活発に働くため、体力が消耗しやすくなります。
ぐっすり眠ることで体の免疫力を高めるため、ウィルスや病原菌を排除しやすくなるでしょう。
発熱に限らず体調が悪い時は、質の良い睡眠をとることが回復への近道になると言えます。
「熱が上がったり下がったり」に関するよくある質問
解熱剤は子どもでも使用できますか?
薬に含まれる成分によっては、小さな子どもでも使用可能です。
市販薬を服用する際は子どもの年齢によって服用できないものもあるため、注意事項をしっかり確認しましょう。
たとえ服用できた場合でも、ぐずったり長引く場合は早めに病院を受診するようにして下さい。
子どもが高熱を出すと脳に障害が起こりますか?
熱が40℃までであれば、高熱だけが原因で脳がダメージを受けることはないと言われています。
多くは自然に治る風邪のようなものですが、40℃以上の場合は脳への障害が懸念されます。
しかし自己判断はせずに、心配な時はかかりつけの病院に相談しましょう。
また発熱以外にも繰り返す嘔吐や強い頭痛は何らかの病気の可能性があるため、早めに病院を受診して下さい。
熱があっても元気な時はお風呂に入れますか?
元気な場合は、短時間の入浴も可能です。
ただし38.5℃以上の発熱や気分が悪い時や、元気がない時は無理して入浴しないようにして下さい。
その場合は体を拭いてあげる、マメに着替えることで清潔な状態を保ちましょう。
また発熱時に入浴する際は、水分をこまめに取りながら湯冷めしないようにすることが大事です。
解熱剤は高齢者でも使用できますか?
高齢者であっても解熱剤は使用できますが、まずはかかりつけ医に相談しましょう。
高齢者といっても年齢や持病の有無などによっても状況が異なるため、一概には言えません。
人によっては副作用が強く出てしまうケースもあるため、自己判断は禁物です。
また若い人と比べると発熱によって病気が悪化しやすいため、まずは病院で相談することをおすすめします。
妊娠中や授乳中でも解熱剤は使用できますか?
妊娠中や授乳中でも使用できる薬もありますが、まずは医師に相談して下さい。
妊娠中に安全に使用できるとされているのは、「アセトアミノフェン」です。
しかし妊娠後期の使用で胎児に影響を及ぼすことも報告されているため、100%安全だとは言い切れません。
その時の体調や妊娠状況などによっても異なるため、使用の可否は自己判断せずに医師に相談して下さい。
発熱の原因が新型コロナウィルスかどうか分かりますか?
発熱や症状から、新型コロナウィルスを特定することはできません。
熱が上がったり下がったりする場合、コロナウィルスだけではなくさまざまな原因が考えられるからです。
もし新型コロナウィルスが疑われる場合は、必要な検査を受けることで感染の可否を判断します。
症状のみで自己判断せずに、病院で早めにPCR検査を受けることをおすすめします。
解熱剤を使用できない人はいますか?
解熱剤の種類によっては、服用が制限されるケースがあります。
例えば喘息、臓器機能に問題がある方や、現在治療中の病気があるという方は、服用できない場合もあります。
また以前何かしらの症状が出たことがあるという方も、同じような薬は使わないようにしましょう。
解熱剤の使用可否は病状や体調によっても異なるため、心配な方は事前に医師に相談することをおすすめします。
熱が上がったり下がったりする原因はさまざま~まとめ~
熱が上がったり下がったりする原因やおすすめの市販薬を紹介しました。
発熱の原因はさまざまありますが、解熱剤を使っても高熱が続くような場合、重大な疾患が隠れている可能性もあります。
特に子どもは熱が上がったり下がったりしやすく、大人よりも症状が変わりやすいため注意が必要です。
解熱剤の服用についても、6歳未満のお子様の場合はまずかかりつけ医に相談しましょう。
「いつもと様子が違う」「解熱剤が効かない」などという場合も、自己判断せずに早めに病院へ行くことをおすすめします。
熱が上がったり下がったりする原因を見つけるためにも、市販薬だけではなく医師に相談すると安心ですね。
いつまでも長引くような場合は、風邪ではない可能性もあるので早めの受診がおすすめですよ!